南かおりさんと石川重元住職

 

令和2年(2020)1月25日の「大立山まつり2020 奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」では、
「南かおり・石川重元トークショー 知れば知るほど好きになる奈良」が
平城宮いざない館多目的室でありました。

 

南かおりさん

大和郡山市生まれのMCタレントで奈良テレビの情報番組にも出演している南かおりさんと、
「大立山まつり」実行委員会会長で奈良・海龍王寺の石川重元住職という、
奈良県出身の二人による対談です。

 

石川重元住職
 

トークショーは、奈良県主体で行われていた「大立山まつり」が2019年から
民営化されたことや、南かおりさんが司会をやるようになったいきさつ、
奈良市の魅力や、南かおりさんが元気城下町大使に任命された大和郡山市や、
吉野についての話もあって、大変に興味深いものでしたが、1時間のトークショー
では盛り込みすぎだったような気もしました。

 



奈良市だけの話題にするとか、内容を絞ってもよかったかもしれません。

 



とはいえ、南かおりさんや石川重元住職は奈良県については良く知っている人なので、
おもしろい話も色々聞けました。

 



中でも、京都は観光でも宣伝がうまいのに、奈良は自己PRが下手なことを指摘した話
は興味深いものがあります。

 



京都は、社殿を大極殿などを復元している平安神宮が実際には明治創建で新しいのに
古いというイメージを植えつけるなど印象作りがうまい。
その点、奈良は情報を文字でなぞっているだけで外に魅力を伝えきれていないのが
残念だ。
奈良の人も京都の人のように自信を持ってほしいといってました。

 



石川重元住職は、大学生の時に京都の友達の家に泊まった時に夜もうるさいのに
びっくりして、奈良の寺にいたら静かなのが暗いとしか思っていなかったのに、
そこが奈良の良さだと気がついた。
外に出たからこそわかる奈良の魅力もあると語っていました。

 



南かおりさんは、元気城下町大使になった大和郡山について、金魚電話ボックスの
近くにある小さな本屋の「とほん」がいいとか、商店街など古い所と新しい所が
いい塩梅で混じりあっているのが魅力だといっていました。