旭日旗について、イギリスの『ガーディアン』紙は、ナチス旗とはニュアンス
が違うとしながらも、アメリカの南軍旗になぞらえて東京五輪での持ち込み禁止
を訴えております。

https://hbol.jp/205852

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191108-00205852-hbolz-soci

ですが、旭日旗は南軍旗ともニュアンスが違うのではありませんか。

南北戦争に敗れたことで南部連合が滅亡してからは南軍旗は使われていませんが、
旭日旗は今でも自衛隊が自衛艦旗などとして使用しています。

柴山太『日本再軍備への道』によれば、イギリスは自衛隊の前身である警察予備隊
の発足や再軍備を支持していました。

しかも、イギリスは日英同盟復活をもくろむなど、安全保障の面で自衛隊と協力
する動きも見せています。

https://shuchi.php.co.jp/voice/detail/6919

イギリスは、再軍備に加担しただけではなく、新日英同盟を結ぼうとさえ
しているのに、自衛隊のシンボルというべき旭日旗を東京五輪で禁止せよ
だなんて話はおかしいじゃないですか。


アメリカのメディアでも、『ニューズウィーク日本版』が
「ラグビー場に旭日旗はいらない」という記事を掲載しております。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/post-13247.php

再軍備は、日本を反共の防壁とするために米国政府の命令によって
行われたという歴史を考えれば、アメリカの雑誌が現役の自衛隊旗で
ある旭日旗を否定するのは無責任なのでは。


日本の新聞にも、五輪での旭日旗禁止を主張している所があります。

https://bunshun.jp/articles/-/14734

そんなに旭日旗が気に入らないのなら、新しい自衛隊旗を制定する運動
をすればいいのに。

自衛隊旗を変えようという動きが皆無なことを考えれば、消極的なもの
も含めて日本人のほとんどが旭日旗を認めていると見なされるでしょう。

国の機関である自衛隊の旗章は国旗に準じるものなので、日の丸と
同様にスポーツでの使用に問題があるわけありません。