僕は君に恋をする
「…バレンタインって、何したら良いんですかね…」
暖かいベッドの中で、腕枕をされながら髪を優しくなぜられて…身も心も満たされて、うとうとしてたら、恋人がそんなコトを言っている。
「バレンタイン?チョコレートケーキ、作ろうかなとは思ってるけど?何が食べたい?」
「いえ、いつもしてもらってばかりだから…何かしたいな、と」
「…何かしてくれるの?」
「何をしたら良いですか?」
「うーんとね」
「はい」
「頭を優しく撫でてね」
「…してますよ?」
「kissしてね」
「はい」
カサついた口唇が優しく押し当てられる。
「…ずっと、ずっと…離さないで欲しい」
「そんなつもりは、毛頭ありませんが」
「だったら、もう十分」
そう答えると、おれは本格的に訪れた睡魔に意識を委ねた。
そう、十分。
だって、おれはずっとお前に恋をしてるから…。
~fin~