そんな訳で 二日目
午前中に雨の明洞(ミョンドン)をふらふらしつつ
私、稽古着を 持ってきてないのです タイツで参加か?!
そんな訳にはいきませぬ!!
韓国のH&Mへ入り 無事にスウェットを購入
惠化(へファ)駅のgreen劇場へ
入口近くの通りで目の前に車が止まり丁度演出のミンジュさんも到着![]()
“
昨日からの記事で 会話はどうやったんだ?
と思う方もいらっしゃると思います
実は。。。ミンジュさん 日本公演の後も日本語のレッスンを続けて
話が直接できるようになってました 凄いです!!
難しいところは翻訳ソフトを使いましたが
ほぼ意思の疎通はできてました ホントニスゴイヨ
(簡単な自己紹介を自分が日本語で話し
演出家先生に通訳させるという構図
考えてみれば偉い事させてしまいましたな
)”
今日の稽古は2幕と1幕ラストの「雨の日には」の稽古だそうで
舞台上では「本は人生」のナンバーが始まりました
韓国では振付の方が11次キャストから変わるらしく コミカルな振りが…
踊りながら歌うのはこれまたスキルが必要だと感じましたが
難なくこなす俳優陣 すげっ
歌が終わって芝居が続くのですが
借金取りと借り手 の関係があって
「借金してる本屋の社長を追いかける出版社の人」
1シーンが終わったあと そこで即興のエクササイズが始まりました
日本でもミンジュさんのレッスンで経験しましたが
即興から生まれる感情を感じる。
演技≠計算 ではない事を求められてるようです
出版社のひと=猫 逃げる社長=ネズミ
トムとジェリーみたいな感じでネズミが猫を馬鹿にしつつ逃げる
というシチュエーション
そこから発展して 他のキャストも自分も参加して
手を繋いで動く壁になって猫の邪魔をするというものに。
そして壁も猫に「帰れ!」 とか 「つかまえられないよ」 とか
馬鹿にする感情を与えるようです
段々熱を帯びてくる稽古場
猫にフラストレーションがたまり 体当たりで壁を越えようとして
それを必死に防ぐ壁役のひとたち
揶揄し続けるネズミ
数分そのエクササイズは続き こちらも軽く汗ばむほど![]()
猫役の俳優さんは一人動き続けて 笑顔も消えて 汗びっしょりでした
そこでようやくストップ 演技の続きが始まります
先ほどと怒りのボルテージが完全に変わっていました
借金返済の催促に来て 社長に逃げられ 女性社員にあしらわれて…
その時の怒りの息遣い 失望感 目線ひとつとっても
言葉では表せない変化が
そこで一回ストップ
ミンジュさんがエクササイズの時 猫役の人に何を感じたか質問しました
彼いわく「孤独を感じ 周りがみんな敵に見えた」との事
今の感情を冷静に分析して 次に芝居に生かす
僕はミンジュさんから日本でも同じような感覚を受けたのを思い出しました
「即興による感情の再体験」
頭で考えててもそれは計算になっちゃうから 感じることが大事ですよ~
マチュバラさんが「導き」と言ってた事がありましたが
まさにその言葉がしっくりときます
なんか自分の稚拙な文字だと何にも伝わりませんが…
まだまだ続くぜっ
