先日来たお客さん。

TFCC損傷と診断されて、病院での治療を続けて改善が無く、施術を受けに来られた。

この方の手首は、小指側のところが白くなっている。

この白くなる症状はステロイド注射の副作用。

 

何度も注射を打って、これ以上は打てないと言われた方で白くなっているのは何度か見ていたけど、この方は一回しか注射をしていないそう。

その一回も、ステロイドだから、白くなるかもしれないという説明は受けていないよう。

変色するとか、肉がそげて変形する可能性があると言われたらほとんどの人は受けないのではないかと思う。

 

インフォームドコンセントという言葉は一時はやっていたけど、今はあまりされていないのでしょうか?

というよりも、医療がやっていることを、きちんとメリットデメリット、リスクとベネフィットを説明したら、その医療行為自体が???となるものが多いのではないかと思う。

ほとんどの医療行為は、治療なんて言えるものでは無く、対症療法に過ぎないから。

薬を飲む場合も、病気が治るではなく、症状を抑えるというだけ。

治るかどうかはその人の免疫力による。

 

手術をするという場合も、靱帯を縫合するとか、軟骨を切除(クリーニング)するとは言えても、それで痛みが無くなるかどうかは分からないでしょうからね。

痛みを無くしますと説明した場合、多くのケースで手術失敗ということになる。

だから、軟骨切除とか、靱帯縫合しますという。

そうすれば痛みは残っていても、手術は成功したと言える。

 

しまもと整体院の施術は、施術をしたその場で痛みが変化をすることは私が責任を持てる。

その場での痛みの変化も出せなければ、二回目以降の施術をお勧めすることはない。

しかし、きちんと痛みが無くなるかどうかは本人次第という説明をしている。

 

ただ通わされて、治らなかったなどと言われることのないように。

出来ることと出来ないことはきちんと説明する必要がある。