第41回 巣鴨 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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【巣鴨の概要】「おばあちゃんの原宿」と呼ばれ、観光、ショッピング、飲食などの機能を一体化した、「銀髪族」向けの商業地区である。1キロも続く「巣鴨地蔵通商店街」で最も人々を惹きつけるのはお年寄り向けの洋服店である。その他、たくさんの薬局や高齢者用の健康器具店が並んでいる。街には葬儀社が二軒と、70年代の歌専門のカラオケバーが一軒ある。


【行き届いたサービス】足の不自由なお年寄りのために、歩道は車椅子が通りやすくなっており、老人の目に優しくないネオンの代わりに、昔ながらの手書きの看板を使っている。ファストフードの店が少ない代わりに、和菓子の店舗が多い。駅前に一つだけあるマクドナルドでは、カタカナのメニューをわかりやすい日本語に直している。多くのお年寄りは、ここを歩くことを重要な社交行動と考えている。


【高岩寺】400年の歴史を持つ古い寺院である。1891年に巣鴨に移転し、1945年に空襲で焼失したが、1957年に再建された。どんな病気でも治るという霊験あらたかな「とげぬき地蔵」を祀っている。境内にある聖観音(洗い観音)は、像をこすり洗うと病気が治ると言われている。背中を洗えば背中の痛みが取れ、足をこすればリューマチが治るといった具合だ。それで、日本全国から来る高齢者が引きも切らない。(姚遠撮影、執筆)












タイトル:「凛として」
場所:庚申塚交差点附近
撮影のポイント:商店街出口のアーチを見上げて撮影した。太陽の光がレンズに直接入らないように注意し、アーチと電線の45度の対角線が交差する構図で、動きの中に安定感を求めた。
使用フィルタ:Sutro+彩度(周囲を暗くして巨大なアーチの文字を目立たせる。フレームの装飾効果。)






タイトル:「傘屋」
場所:巣鴨地蔵通商店街内
撮影のポイント:通りの反対側の景色を切り取り、雨傘、壁面、地面をほぼ三分の一ずつの構図にした。そして人が通るのを待ち、チャンスを捉えて何枚か撮影し、最もよい一枚を選んだ。
使用フィルタ:Hete+彩度-フレーム(壁面とカラフルな雨傘を強調する。フレームを除去してパノラマのような効果を出す。)












タイトル:「洗い観音」
場所:とげぬき地蔵尊
撮影のポイント:
隠し撮りで10枚以上撮ってから、人物が最もたくさん入り、動作、表情が最もよく、動きが感じられる一枚を選んだ。映画の画面のようにするには、フィルタを使用すると最も理想的な効果を得られる。
使用フィルタ:Sutro+彩度+周囲のぼかし(暗い映画の画面のようなイメージ。フレームの装飾効果。)






タイトル:「塀の内外」
場所:真性寺
撮影のポイント:仏像と道路修理工、そして寺院の塀が、巨大なもの、小さなもの、静寂、移動などの対比を形成している。青い空、寺院の壁、像、作業服など、色彩の対比が強烈でありながら調和している。
使用フィルタ:Hefe+彩度+対角のぼかし(右側の建物はテーマと関係ないのでぼかした。フレームの装飾効果。)














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