第40回 青梅 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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【青梅の概要】多摩地域西部の都市であり、東京都の自治体の一つである。東京都の中で、奥多摩町、八王子市、檜原市に次ぐ面積を持つ。昔から綿織物が盛んで、「青梅綿」として有名である。1951年に市となり、近年は機械製造が中心で、工業が急速に発達している。西部は、秩父多摩甲斐国立公園に属し、仏教の聖地でもある。1967年に始まった青梅国際マラソンは、国内外から多くの人が参加する、日本最大のマラソンである。


【映画看板の街】青梅には伝統的な手書きの映画看板絵師が多かったため、独特な文化が発展した。駅の出口から始まって、青梅の街は昔の手書き風の看板でいっぱいである。チャップリン、オードリー・ヘップバーン、小津安二郎など、昭和のレトロな雰囲気が空間全体に満ちあふれている。青梅市が公共の場所に飾っているだけでなく、各商店や施設にも映画看板が浸透している。


【赤塚不二夫会館】赤塚不二夫は、「おそ松くん」「天才バカボン」など、時代に影響を与える名作を描いた有名な漫画家である。会館は、昔は外科診療所だった建物を改造したもので、赤塚不二夫が所蔵する百点以上の原画や、アニメのDVDを見ることができる。また、赤塚不二夫本人が着たコスプレ衣装まで展示されている。一年に一回展示替えがあり、たいへん充実している。












タイトル:「歓迎のあいさつ」
場所:青梅駅入口
撮影のポイント:駅の改札口にある非常に目立つシンボル的な像。被写体にできるだけ近づき、テーマと関係のないものを排除した。左下の像と右上の看板が、画面のバランスを保っている。
使用フィルタ:Hefe+彩度(木の壁と像の質感を強調する。フレームの装飾効果。)






タイトル:「威圧感」
場所:昭和幻燈館
撮影のポイント:しゃがんで撮影し、黒衣の怪人の威圧感を強調する。画面は基本的に45度の傾斜で構成し、動きと不安定感を作り出す。左上には黒雲が湧き出し、気分を盛り上げている。
使用フィルタ:Lofi+彩度(色彩の対比をさらに強める。フレームの装飾効果。)












タイトル:「門前を通り過ぎる」
場所:昭和レトロ商品博物館の前
撮影のポイント:昔と今が交錯する錯覚を作り出すために、古い建築物を特に選んだ。映画の看板と昔の提灯が時代の雰囲気を出している。自転車で通り過ぎる学生が画面に入るのを待ち、シャッターを切った。
使用フィルタ:Sutro+彩度+対角のぼかし(やや暗めにして古い感じを出す。フレームの装飾効果。)






タイトル:「バスを待つ」
場所:住江町のバス停留所
撮影のポイント:これもかなり古い建築物である。木の壁や門柱が、垂直に下に向かう力を表現し、バスを待つ女性は体の半分しか見えないので想像をかきたてられる。上にある映画の看板が雰囲気を和らげている。
使用フィルタ:Earlybird+彩度(木造の小屋の経てきた歳月を感じさせる。フレームの装飾効果。)














青梅市公式サイト http://www.city.ome.tokyo.jp/  
青梅市観光協会 http://www.omekanko.gr.jp/