第34回 表参道 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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【表参道の概要】原宿駅から青山通りまで延びる、全長約1キロの通りである。両側には美しくまっすぐ立つケヤキが植えられており、昔は「東洋のシャンゼリゼ」と呼ばれた。もともとは明治神宮の参道だったが、現在は芸術とファッションに敏感な人々が集まり、高級ブランドやファッションの店が軒を並べて、人々の目を楽しませている。ファッション雑誌のカメラマンたちが撮影に使いたがる、重要なファッションとデザインの中心地である。


【表参道ヒルズ】7年前に開業した。建築家の安藤忠雄が「同潤会青山アパート」の跡地で再開発と設計を行ったもので、有名ブランドの集まる商業施設となっている。全長250メートル、地上地下各3階で、三段階に分けて徐々に低くなるフロア構造が、景観に調和している。表参道ヒルズの完成によって、表参道はまた一つ新しい道を獲得し、世界に向けて最も日本らしい特色を持つ流行情報を発信している。


【東急プラザ表参道原宿】明治通りと表参道の交差する十字路に、今年の4月に開店したばかりのランドマーク的ファッション総合ビルである。「ここでしか」「ここだから」をコンセプトとして、新業態を含む店舗を27店集めている。屋上には人造の森があり、観光客はにぎやかな街の中でも緑に抱かれる気持ちを味わえる。ショッピングに疲れた時は、優雅なカフェで休んで、ゆっくりすることができる。












タイトル:「共生」
場所:表参道ヒルズ同潤館
撮影のポイント:ツタが一面にからんだ建築物は非常に壮観だが、遠くから見ると緑の葉がよく見えず、視覚効果が伝わらない。そこで、あえて入口の局部を切り取り、対角線の構図でダイナミックな雰囲気を出した。
使用フィルタ:Lo-fi
+彩度(ツタの厚みや、壁面や灯りとのコントラストを強調する。)






タイトル:「のんびりと」
場所:表参道ヒルズ入口
撮影のポイント:表参道の巨大なマークのついた壁にのんびり寄りかかる男性が、左下の愛犬と無言で見つめ合っている。一本のリードが、彼らの間の交流をつないでいる。表参道の臨場感を感じさせる写真である。
使用フィルタ:Hefe+彩度(茶色の色調が黄昏を感じさせる。フレームの装飾効果。)












タイトル:「往来」
場所:都道413号線
撮影のポイント:クリスマスのイルミネーションで飾られる人気の通りの、普段の「素顔」である。画面の奥から放たれてくるような無数の放射線が、車の流れの無限の奥行きを構成している。
使用フィルタ:Hefe+彩度-フレーム(路面の質感の表現を強め、フレームを除去して映画スクリーンのような効果を上げる。)






タイトル:「無限」
場所:東急プラザ表参道原宿入口
撮影のポイント:上昇するエスカレーターにできるだけ近づき、頭上の万華鏡のような鏡面から反射する色とりどりの断片を、そのままつなぎ合わせて、一つの画面の構図にした。
使用フィルタ:Hefe+彩度(オレンジ色の灯りと、真っ赤な安売りの看板の色彩効果を強調する。)














表参道ヒルズ http://www.omotesandohills.com/index.php(日、英、中、韓)
 
東急プラザ表参道原宿 http://omohara.tokyu-plaza.com/(日、英、中、韓)