EVAがテーマのスマートフォン | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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日本のアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(通称EVA)は、多くの人がよくご存知だろう。日本のアニメ史を過去から未来へとつなぐ道標的作品として、「EVA」は日本のアニメのポストモダンの時代を切り開くと共に、綾波レイ、碇シンジ、アスカなどのこれまでにないようなすばらしいキャラクターを創り出し、多くの新しいタイプのアニメが登場するために堅実な基礎を作り上げた。また一方で「EVA」は、日本で最も稼げるアニメ作品の一つでもある。この作品は多様な文化的シンボルを含んでいるため、非常に商品化に適しているのである。1995年に初めて放映されてから17年の間に、「EVA」から生まれた商品の売上高は1500億円を超えているという。

今年の秋、「EVA」の劇場版第3部、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が日本で上映される。新しい映画のプロモーションに当たって、映画製作会社はNTTドコモとコラボレーションを行い、ビジュアル的なインパクトのある限定版スマートフォンを発売した。このスマートフォンはシャープが製造したもので、型番は「SH-06D
NERV」である。「EVA」を見た方ならご存知のように、NERVとは「EVA」に登場する「特務機関」の名称であり、このスマホの全体的なイメージはNERVの工作員が持つ端末にそっくりなのだ。


このスマホは「Q」の独特な世界観を表現し、「NERV官給品」をコンセプトとしており、近未来のイメージを感じさせる。背面パネルは二種類あり、どちらもNERVのテイストに満ちたグレーの合金風パネルである。解像度1280×720の4.5インチASVスクリーンを採用し、アイコンから待ち受け画面まで、すべてのビジュアル効果がこのスマホのためにデザインされている。アニメに登場するスーパーコンピュータ「MAGI」をイメージして設計された3Dエンジンを搭載したほか、このスマホ独自のゲームやソフトもプリインストールされている。また、オリジナルの「EVA」のオール3D動画も収録されており、「EVA」ファンたちのために用意された嬉しいプレゼントと言えるだろう。


この「EVA」のスマートフォンは、1.2GHz
OMAP4460デュアルコアCPU、1520mAhのバッテリ、補助ライトを搭載した800万画素のメインカメラと32万画素のサブカメラを備えており、これらは現在のスマートフォンの中ではかなりすばらしいスペックである。一つだけ残念なのは、操作システムがまだAndroid2.3であることだ。このスマホのオンライン限定販売分である3万台は早々に予約が入り、店頭販売の3000台は棚に並べて半日もたたないうちに売り切れてしまったそうだ。













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NTTドコモ/ SH-06D NERV http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product/sh06dnerv/index.html