新幹線の歩数計 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・






中国では「食事の後に歩けば、九十九まで生きられる」とよく言われる。健康のためには激しい無酸素運動だけでなく、新鮮な空気の中で散歩などの有酸素運動をする必要がある。散歩は全身の筋肉と骨格を調整できる整体運動で、呼吸系統の機能を高めて消化を促進すると共に、大脳皮質の状態を整えることもできる。学生やサラリーマンにとって、散歩は頭をすっきりさせる作用があると同時に、精神的ストレスを効果的に緩和してうつ病を予防することもできるのだ。

ところで、散歩を一つの運動として考えた場合、ただの「歩くこと」とは異なる部分があるはずだ。他のスポーツと同様に、運動としての散歩には自分にとっての基準が必要である。どれくらいの時間歩くのか?距離は?そして服装は?時計、そして歩数計も大切だ。散歩の目的は、頭の中をすっきりさせてストレスを緩和することなのだから、しっかりと歩く一方で、眠る時のように羊を数えるような作業をすることは、運動の意味が激減してしまうに違いない。そういったことから、歩数計はとても重要になってくる。


我々の歩数計のイメージは、大まかに、液晶スクリーンがついた小さな物体で、中にあるプラスチックの小さな球が弾むたびに液晶の数字も変化する。最も面白みのない歩数計の色は黒一色で、やや可愛いものでも外形を工夫した程度だ。だが毎日歩くには、数字が変わるだけでは少し退屈ではないだろうか?そんな皆さんに耳寄りな情報がある。今年の3月、大手時計ブランドのセイコーが新型の歩数計を発売し、我々の歩数計に対する概念を完全にくつがえした。――何と歩数計は、ハイテク製品だったのだ!


セイコーは新幹線の許諾を得て、歩行距離を鉄道の距離に換算し、ユーザーが目標を設定することによって自分好みの表示を行うことができる歩数計を開発した。例えば、「東京駅から新大阪駅までに相当する」散歩距離を設定したとする。実際は毎日家の周りを歩き回るだけだが、歩数計には散歩の距離の累計が出るだけでなく、「名古屋まであと300メートル」「京都到着。次は新大阪」など、わくわくするような情報が表示される。これを持って散歩をすれば、気分も大いに変わってくるはずだ。この歩数計の究極の目標は、もちろん日本全土制覇である。セイコーの歩数計を持って暖かくなってきた春の日差しと足並みをそろえて、さあ、散歩を始めよう!(凱特執筆)














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