第14回 特別編:中目黒の花見 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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【中目黒の概要】中目黒とは、東急東横線と地下鉄日比谷線の中目黒駅附近の地域を指す。それぞれ特色のある飲食店や、様々なパチンコ店があって、この一帯をにぎやかな場所にしている。一方、山手通り側には目黒川が流れ、両岸には高級マンションや中堅企業のオフィスが並んでいる。中目黒から池尻大橋駅まで続く桜並木は花見の名所となっており、近年はカフェ、ブティック、雑貨ショップなどが増加している。
 

【目黒川の桜】3.8キロにわたって流れる目黒川の両岸には、830本あまりの桜の木が並んで植えられている。目黒川の桜の最大の特徴は、すべての枝が両岸から対岸に向けてぐっと伸びており、川の上に果てしない桜のトンネルを形成して、たいへん壮観なことだ。赤くて可愛い「中の橋」に立つと、目の前に広がり、両岸をつないで川面に照り映える桜を一望に見渡せる。
 

【中目黒の風情】鉄道のガード下は、以前は下町の風情が漂う飲み屋街だったが、改良工事と耐震補強工事のためにすべて閉店となった。そのすぐそばには、一日中軽快な音楽が流れる目黒銀座商店街や、優雅なバーやレストランが集まる青葉台地区と東山地区がある。この一帯は芸能事務所が多いので、芸能界の有名人に出会うことも多い。(姚遠撮影、執筆)












タイトル:「桜の化粧鏡」
場所:中目黒駅附近
撮影のポイント:普段は見逃してしまうような対象を選び、満開の桜の美しさを間接的に表現した。桜が鏡いっぱいに映らないようにし、鏡の枠の部分以外が青空や桜と一体に溶け合うような錯覚を作り出した。
使用フィルタ:Lo-fi+彩度(青空と桜の対比を強調。フレームの装飾効果。)






タイトル:「桜のトンネル」
場所:中目黒駅附近
撮影のポイント:目黒川の桜の最も特色ある「トンネル」の画面を切り取った。近景の淡いピンクの桜が、遠景の白い桜に引き立てられて質感を得ている。流れる水の繊細な光が捉えられた。)
使用フィルタ:Hefe(画面の周囲が微かに暗く、花と水面を際立たせている。)












タイトル:「燃える夜桜」
場所:中目黒駅附近
撮影のポイント:夜桜をクローズアップで撮ると光線不足で失敗しがちなので、提灯の周囲の桜を選んで撮影した。提灯の露出をオーバーにして、文字が鑑賞を引かないようにしている。
使用フィルタ:Lo-fi+彩度(提灯の照らす花がより鮮やかになる。フレームの装飾効果。)






タイトル:「四年に一度」
場所:中目黒駅附近
撮影のポイント:2月29日(うるう日)の、突然大雪が降った目黒川の表情。雪が枝に積もることで生まれた装飾美。人物を9分割の左下隅に配置し、二つの橋の間の奥行きを際立たせる。
使用フィルタ:Hefe+彩度(枝と雪の質感を強調する。シネマスコープ効果。)














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