最近中国のネットでは、「技術オタクが世界を救う」という言葉が流行している。「技術オタク」とは、以前からの意味の、アニメや漫画にはまって家から一歩も出ない「オタク」ではなく、近年次第に使われるようになってきた、専門家を表現する言葉である。例えばPSPを携帯に改造したり、パソコンをWall-Eに変えたりした後、撮影をしてネット上でみんなと共有するような人々だ。こうした行動は、製作者の興味や趣味を示すだけでなく、彼らにしっかりした技術的な基礎があることも表現していると言えるだろう。 しかし技術オタクは、コンピュータや科学技術の面だけに限られた存在ではない。注意して見てみると、技術オタクがすでに生活の中の様々な分野に進出していることがわかる。例えば中国のフィギュアスケート選手、陳沛冬(チェン・ペイトン)は、全国大会で「機動戦士ガンダムSEED」の主人公、キラ・ヤマトの姿で登場して演技を行ったため、たちまち人気者になり、「中国最初の技術オタク」と呼ばれるようになっている。 さて、一体どんな場所で、技術オタクが集中する現象が起こるのだろうか?もちろんまずインターネットであり、これは技術オタクたちが自分を表現する窓口である。また、IT企業ももちろんそうした場所の一つである。日本やアメリカのゲーム会社は、これまでに何回も、様々なゲームで、思いがけないようなイースターエッグ(隠しプログラム)を我々に見せてくれ、これらはゲームファンたちにとってまだ記憶に新しい。しかし、みなさんはまだご存知ないかもしれないが、見たところ取り立てて特徴もないサイトであるGoogleにも、新年や特別な日を除いていつも変化のない「真っ白な背景+ロゴ+検索バー」の背後に、実は技術オタクたちが工夫を凝らした面白い現象が隠されているのである。 秘密は、検索バーにある。検索バーに、例えば「google |
|