神戸の「鉄人28号」 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・






阪神淡路大震災の復興のシンボルとして、2009年10月に神戸市新長田に巨大な像が誕生した。この「鉄人28号」は、神戸生まれの漫画界の巨匠、横山光輝さんの人気作品である。高さ18メートル、重さ50トンの鋼鉄製の巨大な像を作ったことは、当時全国から注目を浴び、現在でも訪れる観光客が絶えない。「鉄人28号」は神戸の有名な観光ポイントであると同時に、地区の繁栄を促進し、被災地区の人々に幸せな生活への希望を与えている。

「鉄人28号」の像が完成した後、周辺製品も続々と発売された。例えば、「鉄人28号」のフィギュアがあるが、これは60:1の割合で作られており、高さは30cmで、細部や色までよくできており、ソフトビニールという材質ながら、オリジナルの「鉄人28号」の重厚感をよく表現している。このフィギュアは2011年8月にネットと店舗で販売開始され、価格は10500円で、900個限定販売である。ネット上の商品はすでに売り切れているそうだ。

また、311東日本大震災の被災地を支援するために、「鉄人28号」のチャリティTシャツも発売されている。テーマは「その気持ち、一つに。共に歩み続けよう。」であり、神戸の人々の心を東日本に伝えようというものだ。1枚1500円で、サイズは4種類である。また、「鉄人28号」のキーホルダーなどもあり、KOBE鉄人三国志ギャラリーで販売されている。


これと同時に、「鉄人28号」をめぐって行われている様々なイベントが、多くの人々を引き付けている。例えば、7月22日から9月16日までの毎週金曜の17:00から21:30まで、鉄人広場でビアガーデンが開かれた。ここではたくさんのレストランがおいしい料理を提供し、人々は鉄人の足下で楽しい音楽を聞きながら、おいしいビールを思う存分飲んで、楽しい夏を過ごしたのだった。


現在長田区では、鉄人28号の像、三国志、グルメ文化など、長田の魅力を世界に発信するために、「第四回鉄人と三国志のまちづくりイベント企画」として長田を広める企画を募集している。その目的は、観光と文化交流において地区の活性化を促進することにある。企画の募集期間は10月17日から11月30日までである。参加者は自由に創造力を発揮し、イベントの審査員が優勝者を決定する。見事優勝を獲得した企画は、鉄人の像がある若松公園で、2011年12月からイベント開始する。














 


KOBE鉄人プロジェクト http://www.kobe-tetsujin.com/index.html