自動運転カーシステム | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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グーグル社は今月9日に、自動車用自動運転システムを開発しているというニュースを発表した。すでにアメリカのカリフォルニア州の公道で走行テストを行い、このシステムを使った自動車が22万5千キロの走行を記録しているという。テストに使った自動運転カーには、ビデオカメラ、レーダーセンサー、レーザー測距器システムが搭載されている。ビデオカメラが道路上の白線を弁別し、センサーが発した電波で前方車両や障害物や人との距離を測る。そしてデータとアクセルやブレーキのシステムを連動させて、車間距離を自動的に調整し、同時に、グーグルが収集した詳細な地図データを参照することで自動運転システムが実現するというわけだ。

走行テストは安全の観点から、訓練を受けたドライバーとソフトウエア技術者が乗車し、テスト場所は、あらかじめ従来の運転方法で状況を把握した道路に設定されている。グーグル社のエリック・シュミットCEOは、先月行われた「TechCrunch
Disrupt」での講演で、「自動車は自動走行すべきだ、自動車がコンピュータより先に発明されたのは間違いだった」と述べた。繰り返し行われたテストによって、自動運転カーシステムへの期待度はしだいに高まっているが、その安全度はどうなのだろうか?名城大学の津川定之教授によれば、自動運転を運転支援の延長として考えれば、その技術レベルは高速道路で運用できるところまで行っているのだそうだ。


自動運転はもう空想上のものではなく、近い将来に実現しそうだが、実験で証明された安全率については、最近事故が発生したために、人々は懸念を感じているようである。テスト中のプリウスが他のプリウスに追突し、さらに三台の車が事故に巻き込まれたのだ。幸い、重大な事故にはならなかった。グーグルは、このシステムの開発はこうした事故を防ぐために行われており、今回の事故は人が運転していた時に起こったのだと説明している。考えてみれば、現在までどんな交通手段も安全率は100%ではなく、最も一般的な自動車の安全率は最低レベルである。人の脳と神経の瞬時の反応や判断速度は、コンピュータにはかなわないし、特に疲労している時や道路状況がよくない場合は、そうした要素も考えて、多くの人が自動運転を選択するようになるかもしれない。














自動運転システムの開発 http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0220a/contents/f_08_11.html