麺匠のこころつくし「つるとんたん」 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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「鶴」(瑞鳥)と「飩」(空海が唐から持ち帰った言われる飩~はくとん~と呼ばれる麺)、「啖」(健啖家、啖能などの啖)の合成語。そしておうどん屋「つるとんたん」の店名の由来はもう一つ、“つるつる”おうどんをすする音、“とんとん”おうどんを打つ音、“たんたん”おうどんを切る音を組み合わせた。

東京と大阪で人気の「つるとんたん」が東京屈指の繁華街歌舞伎町に「つるとんたん新宿店」を出店したのは6年前。土地柄を生かし「食と音の融合」をコンセプトに開店。眠らない街“新宿歌舞伎町”というだけありクラブのようなシックで高級感のある造りで、店内にはステージやモニターなどが設置してあり、毎晩オーディションにより選抜したアーティストがクオリティーの高いライブを開催している。


メインのお出汁のおうどんを軸に新しいものへの追求にも力を入れており、うどん屋ということを疑うほどメニューのバリエーションが豊富だ。今や定番メニューとなった「クリームのおうどん」、四季折々の「季節のおうどん」は旬の食材をふんだんにあますことなく使い、ことに食欲の秋の今は松茸や秋茄子といった秋の味覚を思う存分楽しめるメニューが並ぶ。


つるとんたんのうどんは「おうどん」と呼ばれ、うどんに「お」をつけている。それは厳選した食材や大きく重厚さ漂う器、そして提供方法を初めとするハイレベルのサービスにより、うどんに「おもてなし」の心を添え、自然界からの恵みである食材をプロデュースするプロとしての意識と同時に、恵みへの敬意の現れである。


アサヒビールのエクストラコールドを扱っており、こちらは-2℃の冷たいビール。びーるは-4℃ほどで凍ると言われているので、まさに凍る寸前のビールだ。暑かった夏の疲れが出てくる今日この頃。熱々のおうどんと冷えたビール、そして最高のおもてなしで鋭気を養うのもいいかもしれない。













写真提供:つるとんたん

つるとんたん http://www.tsurutontan.co.jp/