鳥取県の野菜と果物 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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鳥取県と言うと、何を思い出すだろうか?そうそう、「名探偵コナン」の著者、青山剛昌の出身地だ。でも、その他には?実は私だけでなく、多くの日本人もこの本州の西の隅にある地方についてよく知らないらしい。鳥取県の人口はわずか59万で、都道府県の中で最も少ない。鳥取県は海も山もあり、自然環境は日本の中でも一流の美しさだ。だが、32平方キロメートルの観光名所「鳥取砂丘」があるおかげで、鳥取県ではアメリカの西部のように一面に広がる砂漠で砂が舞っていると思っている人もいる。今日の記事を読んでいただけば、このような間違った常識を持つ人はきっといなくなるだろう。

地震によって引き起こされた食品の放射能汚染問題が拡大したため、西日本の農産物が消費者に重要視されるようになっている。鳥取県は四季がはっきりし、夏は温暖で冬は積雪があり、年平均気温は14.8度、年間降水量は2000ミリあまりで、砂漠の国どころか、野菜や果物を栽培するのに適した地方である。また鳥取にはブナの原生林が広がり、長い年月、樹木に抱かれてきた湧き水には多くのミネラルが含まれているため、西日本最大のミネラルウォーターの採取地になっている。このような水で育った野菜や果物がおいしいことは十分に想像できる。例えば、独特の名前を持つ有名な「二十世紀梨」は鳥取県の特産品であり、「富有柿」も鳥取県原産なのである。この他、トマト、胡瓜、アボカド、オクラなどの品質もたいへん優れている。

たくさんの製品の中で、珍しいものが二つある。一つは「梨せっけん」だ。二十世紀梨を原料としてせっけんに加工したもので、たくさんのアスパラギン酸を含み、疲労回復に効果があり、皮膚の炎症を緩和することもできる。梨せっけんは汚れを落とす力も強く、梨に含まれる蜜には優れた保湿効果もあるという。もう一つは、はるか西アジアの大都会、ドバイにまで販売されている高級スイカである。このスイカは、「ドバイの太陽」と呼ばれ、甘さが驚くほど強い。

鳥取県の野菜や果物の人気が高まるのに伴って、鳥取の農家ではネットで製品を販売するようになってきた。倉吉市にある「Coup! La Cafe」(クラカフェ)という農産物と副産品の店では、ツイッターを開設しており、商品についての感想をつぶやくことができる。サイトでは200種以上の鳥取の食品が購入でき、非常に便利である。

(C)2011 coup! la cafe

「Coup! La Cafe」ショッピングサイト http://www.couplacafe.com/