コンパクトな一眼レフデジタルカメラ | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

デジタル製品に興味を持つみなさんなら、ここ数年一眼レフデジタルカメラの発展傾向において、コンパクト、レトロ、女性向きなどのキーワードがよく登場することをご存知だろう。技術の進歩のおかげで、一眼レフデジタルカメラは「大きくて重くておしゃれでない」という一貫したイメージを脱し、その結果、女性向け市場への最大の障碍がなくなった。2009年に人気女優、宮崎あおいがオリンパスPENシリーズのCMキャラクターになって以来、コンパクトな一眼レフデジタルカメラの存在が日本中に広く知られるようになった。しかしいくらコンパクトと言っても、本体がiPhone4より小さいカメラを想像できるだろうか?重さわずか180グラムというのを信じられるだろうか?これはカメラ付き携帯ではなく、本当に正真正銘の、レンズを交換可能な一眼レフデジタルカメラなのである。

6月23日、カメラメーカーのペンタックスが、新製品「Pentax Q」を発表した。他のカメラの型番がアルファベットと数字の組合せであるのに比して、この名前は商品を実によく表現している。「Pentax Q」のサイズは98×57.5×31ミリで、現在のところ体積がもっとも小さく、重さが最も軽い、レンズ交換可能なデジタルカメラである。カメラの形は伝統的なペンタックスのフィルムカメラを小さくした感じで、作りが精密で、ストロボをポップアップできる造形も人気を集めている。こんなに小さくてかわいいカメラが、模型ではなくセミプロ級の一眼レフカメラだというのだが、その性能は一体どのようなものだろうか?


Pentax Q CMOSの有効画素数は1240万、感度は最高でISO 6400に達し、シャッタースピードは1/2000~30秒、P/A/S/Mおよび多種の手動モードを備え、背面液晶スクリーンは3インチ、46万ドットである。カメラの主力商品として、これらのデータは文句のつけようがない。驚いたことに、Pentax Qはさらに高画質の1080pのフルHD動画を撮影でき、HDMI伝送にも対応する。機器にはさらに手ぶれ防止のSRシステム、背景ぼかしコントロール、9種のプリセットの撮影効果など便利な機能が搭載され、非常に使いやすく実用的だ。この9種の撮影効果は「スマートエフェクト」と呼ばれ、ユーザは選択した4種の設定を本体前面のクイックダイヤルで簡単に切り替えられ、LOMO効果やポラロイド効果を好むユーザにとって実に心憎い設計となっている。背景ぼかしコントロールを備えたカメラはまだ少なく、これもPentax Qの大きな特色と言えるだろう。


Pentax Qは現在、ブラックとホワイトの二つの色から選べ、魚眼レンズも含むたくさんの交換レンズが提供されている。標準レンズキットとダブルレンズキットの二種が発売される予定で、価格はそれぞれ7万円と9万円(約5500人民元と7000人民元)である。

(C)2011 HOYA Corporation

Pentax Q http://www.pentax.jp/japan/products/q/ (日、英)