SSFF2011のオープニング | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアが6月16日に開幕した。東日本大震災からの復興を支援するために、今回の映画祭では、「映像の力で日本に笑顔を取り戻そう」というテーマの下に特別企画が行われた。これは世界各地から被災地を励ますために送られてきた笑顔になる瞬間の写真をつないで、EMI MARIAの感動的な歌「Proud」を合わせて作った短編フィルムで、自然災害は無情であるが、人と人との心がつながって笑顔になれば、人類は最後には自然に打ち勝つことができるというメッセージを伝え、見る者に深い印象を与えている。


この企画は有名俳優の佐藤浩市も強力にサポートしており、彼は開幕式に駆けつけて映画祭への祝辞を述べた。また、世界的に有名な人々が映画祭でのチャリティオークションに熱意をもって参加している。「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカス監督は、サイン入りの「スター・ウォーズ」のメイキング本を送ってくれた。中田英寿など、映画関係以外の人々も今回のイベントのサポートに力を入れている。


今回の映画祭の上映期間は、6月17日から26日までである。今年は全部で104の国から4200本の映画が寄せられ、その中から精選された100本の作品が上映される。「話題賞」を獲得したのは、ミュージシャンの石井竜也が製作した「笹舟-sasabune-」である。これは京都の古い町の中で丁寧に作られた時代劇で、一瞬のうちにタイムマシンで江戸時代に連れていかれるような気持ちになる。残念ながら、この作品は映画祭の期間には上映の予定がない。ファンたちは、元々PVとして作られたこの映画が、いつかPVとして登場するのを待つしかないのだ。Jリーグ20周年を記念して今年新設された「フットボールプログラム」は、映像によって人々にスポーツの持つ力を伝えるというものである。サッカーをめぐる世界各国の人々の心理描写や感動的な物語が、サッカーには言葉の壁がなく、サッカーが世界共通の言語であることを証明している。


この他、地球温暖化を軽減し、地球環境を守るために、2008年から設立された特別部門「ストップ!温暖化」部門では、今年は13本の作品が入賞した。世界各地で破壊される自然環境の現状を訴える映像が、人と自然の関係をもう一度考えさせてくれるだろう。「ストップ!温暖化」部門、「旅シヨーット!」部門(日韓合作作品を含む)、FC TOKYO(東京フィルムセンター映画・俳優専門学校)の作品は、映画祭期間中、無料で見ることができる。

写真提供:SSFF & ASIA

ショートショートフィルムフェスティバル&アジア http://www.shortshorts.org/  (日、英)
 Brilliaショートショートシアター http://www.Brillia-SST.jp/