梅雨の季節のファッション | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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気象庁の分析によれば、今年の梅雨は6月中旬に始まって1か月半も続くそうだ。梅雨と言えば、ゆううつなものされるのが普通だ。雨水がしとしとと落ちてくるのに合わせて、空気まで重たくなってくるように感じられる。そこで今日は、重苦しい雨雲を振り払って楽しい気持ちになるために、可愛くて実用的な雨の日グッズをご紹介しよう。


雨の日に欠かせないのは、雨傘である。少し前に起こった放射性物質が漏れたという問題で、今年はみんな雨の日の防護の準備が特に厳重になっているようだ。ある売場の販売員によると、今年は70㎝の大型の雨傘の売れ行きが特によく、雨水への接触を避けるために、ボタン一つで開閉ができる傘がたいへん好評だという。形にもいろいろ変化があり、暴風雨の時におちょこになるのを防止する傘が人気である。こうした防御についての工夫の他、雨に濡れると桜の花の模様が現れるものや、肩の上に固定されているので手を使わなくてもよい傘など、アイデア商品も登場している。


ここ数年、雨靴も今までの古臭いイメージを払拭して、有名ファッションブランドから、機能も外観も優れた様々な商品が売り出されている。イギリス王室御用達のHunter(ハンター)のレインブーツは、どれも天然ゴムを原材料としており、継ぎ目を作らない製法によって、通気性があると同時に高い防水密閉性を持ち、たいへん長持ちする。足首を細くして足の曲線に合わせてあり、女性が履いたり脱いだりするのも便利で、しかも見た目も非常に美しい。この他、一体成型で作られるAIGLEや色彩が美しいCROCSなどの商品は、スタイルが豊富で、服に合わせて選ぶことができる。雨靴も是非ファッションの一部にしたいものだ。


また、梅雨の季節は出かけるのが不便なだけでなく、家でも、洗濯物を取り込むのをうっかり忘れるという問題がある。そんな時、「雨降りセンサー」がたいへん役に立つ。この製品はセンサーと受信機から成っている。センサーの背面についたベルトを物干し竿やベランダに巻きつけておけば、雨や雪がかかった時に、室内に置かれた受信機のアラームが鳴って、洗濯物を取り込むようにと知らせるのだ。音量を調節することもできるし、LEDライトが点滅するので、耳が不自由なお年寄りでもわかるようになっている。


関心空間/雨の日は傘を咲かせて http://www.kanshin.com/magazine/200705-003/