メイドカフェをパノラマで見る | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

グーグルマップの大きな特色は、街の風景を360度のパノラマ表示できることであり、これは実に便利な機能だ。しかし世の中は往々にしてスケールの大きさばかりを追求し、正確さを求めることは疎かになりがちだ。グーグルも同様で、そこに映し出される風景は多くが数年前のものであったり、場合によってはかなり古いものだったりする。発展の速い地域や、店が頻繁に変わるショッピング街では、数年前の写真はたちまち古臭くなってしまう。


秋葉原は変化が速い。ガンダムカフェが昨年開店し、秋葉原駅も今年初めに改修が終わって、まったく新しい姿になった。アトレの新しい店が電器街の入口に完成し、AKB48の専用劇場も改修された。さらに、通りの両側の巨大なアニメのポスターも毎月変わっている。ところが、グーグルマップにある秋葉原は、今も2009年の情景のままで、まるでタイムスリップしてしまったような錯覚を感じる。


そこで、あるメイド美容室の呼びかけで秋葉原のパノラマサイト「秋葉原360°マップ」が生まれ、2月3日から公開されている。このサイトは、ちょっと見た感じはグーグルマップの機能と変わらないが、地図の範囲が秋葉原に限定されている。サイトに入ると、ユーザーは自分が新しくなった秋葉原駅の前に立っているのに気がつくだろう。ここから始まって、すべての写真は今年の1月に撮影されたものである。「360°マップ」は、画面と画面の間隔は、グーグルマップより離れているが、画面の解像度や視野などの面では勝っている。


このサイトが独自に備えている特別な機能は、ユーザーがメイドカフェの中に入って、内部を見ることができるというものである。世界中で有名になった秋葉原のメイドカフェは、現在数十店舗あり、メイドの服装で町に出てビラを配る女性たちも、秋葉原の特色を表す風景になっている。多くのメイドカフェでは撮影が禁止されているが、このサイトではユーザーが直接カフェの内部に入って、店内の様子を簡単に見ることができるのだ。また、「360°マップ」はメイドカフェのホームページにもリンクしている。サイトが開設されてわずか半月だが、「360°マップ」に参加するメイドカフェとネットカフェは18軒から30軒あまりに増えた。将来はさらに、電器店、アニメショップ、ゲーム店などが増えていくと予想される。

(C)PANOVE

AKIHABARA 360 MAP http://akb360.com/