クオーツウオッチ発売40周年を迎えるSEIKO | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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セイコーの「セイコー パワーデザインプロジェクト」は、セイコー社内のデザイナーたちによるデザインワークショップの取り組みで、2002年以降、まったく新しいスタイルとデザインコンセプトを次々と打ち出してきた。毎年テーマを定め、一つ一つのスタイルを作り出していく。そのうちのいくつかは研究と模索のためのものであるため、作品は必ずしも量産されない。

さて、今年のテーマは「ASTRON 40」であり、「世界初の水晶発振式腕時計、クオーツアストロン」を題材にしている。現在世界中で、この種の腕時計は毎年10億個以上生産されている。しかしその歴史をさかのぼると、1969年12月25日にセイコーが初めてこのタイプの腕時計を売り出している。値段は45万円で、当時の自動車1台分に相当した。これは腕時計の新しい時代の幕開けを象徴しており、セイコーはそのパイオニアであった。

セイコーウオッチは、40周年記念として、7名のインハウスデザイナーを招き、それぞれの感性によってそれぞれのSEIKOを作ってもらうことにした。デザインの数は40周年にちなんで40種とした。1969年の雰囲気が感じられるものや、現代的なセンスのものもあり、40種を一通り見ると、デザインというものの魅力を心から感じられる。

そう聞いて心を動かされた方は是非、今年の「パワーデザインプロジェクト」の展示会をのぞいてみてほしい。今年の展示は第8回で、12月1日から6日まで行われる。また、セイコーウオッチのウエブサイトでは、今年のテーマ「ASTRON40」の作品とともに、2002年から現在までの「セイコー パワーデザインプロジェクト」のすべての作品を見ることができる。テーマはそれぞれ、「新しいふつう」(2002年)、「大人の洗練」(2003年)、「電波時計」(2004年)、「魅了」(2005年)、「STANDARD」(2006年)、「STANDARD2」(2007年)、「TOKYO」(2008年)である。

なかでも、2005年の「魅了」シリーズに特に惹きつけられた。白いレース、小さな球、ビロードなど、どれもロマンチックなイメージに溢れており、非常に購買力を刺激される。デザイナーたち自身も、デザインの過程でそれらの時計に夢中になってしまったそうだ。2008年の「TOKYO」シリーズは、12の時計が東京の12の風景を表現し、精巧な腕時計が精緻なものづくりを得意とする日本の「巧みさ」に呼応しており、プロジェクト自体が2008年のグッドデザイン賞を受賞している。

写真提供:セイコーウオッチ株式会社広報宣伝部

セイコー パワーデザインプロジェクト/セイコーウオッチ株式会社 http://www.seiko-watch.co.jp/p_design/  (日、英)


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