1974年の秋、サンリオは「プチパース」(小銭入れ)の発売を計画し、その図案に、いくつかのキャラクターをデザインしたが、そのひとつが赤いリボンをつけた白い猫のキャラクターだった。その後、この白い猫はハローキティと命名された。当初は横向きに坐ったデザインだけだったが、三代目デザイナーの山口裕子さんはさらに生き生きとした描写を加え、ハローキティは本当に我々のそばで生活している友達のような存在になった。
これまでにサンリオは、世界70ヶ国で5万種を超えるハローキティ商品を発売している。りんご5個分の身長で、りんご3個分の体重の猫が、国籍も年齢も超えて、世界中に膨大な数のファンを得たのである。今年はハローキティが誕生してから35周年に当たるため、サンリオは特別に35周年記念版のキティを発売し、ファンたちの長い間にわたるキティに対する声援に感謝する様々なイベントを開催している。
ハローキティのいろいろなバージョンの中で、リボンの他に花などがつくことがあるが、最もみんなの心に残っているのは、やはりリボンである。この可愛いリボンには、「人々の心と心を結ぶ」という意味がこめられているのをご存知だろうか?35周年の特別デザインのキティは頭にはリボンがつけられている。リボンの五つの色にはそれぞれ意味があり、レッドは「なかよく(friendship)」、ピンクは「かわいい(cute)」、イエローは「おもいやり(heartful)」、グリーンは「きぼう(wish)」、ラベンダーは「やさしい(sweet)」を表す。この「ハローキティ カラーズ」という商品は、9月16日から発売される予定である。そのほか、各ブランドもサンリオとコラボレーションしてキティをプリントした記念商品を発売するという。
イベントはキデイランドの69の店舗で行われる。イベント期間内の買い物が1000円を超えた場合は、35周年記念ステッカーをもらえる。ステッカーには各年代のキティが印刷されており、コレクション的な価値がある。ステッカーは二種類あって、イベントの期間に合わせて贈られる。9月19日から10月4日までの第一期に贈られるステッカーには、1974年から1991年までのキティの18のデザインが印刷され、10月10日から10月25日までの第二期に贈られるステッカーには1992年から2008年までの17のデザインに35周年記念のデザインが加えられている。キティファンは、この機会を逃さないように!
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