「甘えさせる」と「甘やかす」の違い。
これは誰もが考えさせられたことがあると思います。
「甘えさせる」とはどのようなことでしょう。
「甘やかす」とはどのようなことでしょう。
具体的な例を挙げて考えていきましょう。
【甘えさせる】
「おかあさーん!」と走ってきて、しがみついてくる。また、ひざの上に座ってくる。
そしてお母さんは、抱きしめてあげたり、ひざの上に座ったまま、
子供の話を聞いてあげる。
☆スキンシップや赤ちゃん返りなどの、情緒的な要求を受け入れる。 ○
洋服のボタンを自分で一生懸命はめようとがんばったが、
なかなかはめることができず、
「おかあさーん!」と助けを求めて、お母さんが『どれどれ』とはめてあげる。
☆子供がどうしてもできないことを手伝ってあげる。 ○
【甘やかす】
お買い物に行った時、「おかあさん、あれとあれとあれ買って!」と言われると、
『しょうがないわねぇ』と全部買ってあげる。
☆お金や物など、物質的な要求を受け入れる。 ×
洋服のボタンがはまっていなくて、『ボタンがはまってないわよ』
『いいのよ、あなたはしなくても。お母さんが全部やってあげるからね』と
はめてあげる。
☆自分でできることもさせないで、大人がやってしまう。 ×
このように、例を挙げれば簡単に思えてしまいますが、
実際は区別していくのは難しいですよね。
その都度、これは「甘えさせてる」?それとも「甘やかしてる」?と
考えていく必要があるかもしれませんね!
でも、”甘え ”というのはとても大切で、絶対に必要なことなのです。
甘えていい時にじゅうぶん甘えることができた子が
後々しっかりと自立していくのです。
甘えが満たされた時、相手から自分は愛されていると感じ、
それと同時に信頼関係が生まれます。
それが安心感につながり、子供のこころの成長に大きくつながってくるのです。
相手を信じることのできる人は、相手を思いやる気持ちや相手の気持ちを
理解することができ、深い人間関係を築いていくことができるのです。
もし、反対だったらどうでしょう。
甘えていい時に甘えさせてもらえないと、不信感や怒りとなり、
相手を信じることもできず、人間関係をうまく築いていくことができないのです。
攻撃的や被害的になりやすく、すぐに人と敵対する人もいます。
今日、ニュースで未成年の犯罪が騒がれていますが、
これも、幼いときに何らかの出来事があり、十分な愛情や、十分な甘えを
させてもらえなかった、ということが原因だといわれています。
このことからも、愛情・甘えということが、どれだけ大切か、
ということが分かると思います。
また、子供には、甘えることが上手な子と、そうでない子がいます。
甘えるのが上手な子は、自分からどんどん親に取り入って、親を振り回します。
しかし、甘えるのが苦手な子は、つい遠慮や我慢をしてしまって、
甘えることができないのです。
「いま、おかあさん、いそがしそうだしな・・・」
「いもうとがあまえてるから、ぼくはがまんしないと・・・」
など、子供は親に気を使い、我慢しているのです。
お母さん、忙しさにかまけて『手がかからなくていいわ』なんて思っていませんか?
子供は本当はたくさん甘えたいのです。
愛されているんだという実感や安心感が欲しいのです。
それに気付いてあげましょう!
スキンシップをたくさんとって、関わりを多く持っていきましょう!
子供は甘えさせていくことで、素直ないい子に成長していくのです。