5/25、ゲスト講師として特撮作品「牙狼〈GARO〉」シリーズなどで知られる金田龍監督に特別授業をしてもらいました〜
監督デビュー作「満月のくちづけ」が1989年ローマ国際ファンタスティック映画祭で最優秀監督賞と最優秀主演女優賞(深津絵里)を受賞。「電影少女」や「牙狼〈GARO〉」シリーズなど、CGと人間ドラマが融合した独自の世界観を描き続けている。
この日のテーマは俳優さんに「演技をつける」とはどういうことか?
俳優さんにも来てもらって実際に演技づけを体験しました
まずは受講生が主体となって演技を指示
事前に作成していた画コンテの内容を伝えます
画コンテにはどういう角度からどんなものを映すか書かれています
書くのにも苦労&工夫した画コンテですからその通りに撮るのに必死
さて金田流はというと…
「まずは通しで演技をしてもらって、段取りを説明してみよう!」
演者にもカットのつながりを理解して貰う必要がある
なぜなら感情をつなげてもらわなければならないから
カットが分かれているからといってカットごとに演技づけをしていると編集したときに感情のつながりのないバラバラの映像になっちゃう
事前に説明と理解があればこそ俳優も工夫して演じることができるのです
続いてカメラアングルを探っていきます
自分がカメラになったつもりで肉眼で芝居を見つつ演技をしてもらうなかでベストポジションを探します
「画コンテ通りに撮るのが正解ってわけでもないんだ」
よりよい演技を眼の前の俳優の芝居の中から見つけ出すなんて大変なこと
監督だけでなくカメラマンも助監督も一緒に作っていく共同作業なんだね
10人俳優がいれば10種類の個性があるわけで、眼の前の一人としっかり向き合っていくことが監督としては大事ってことだね
言葉にすると当たり前のように感じるけど、とっても奥深く難しいことを教えていただきました!
しっかり飲み込んで吸収していこう〜(´ε` )