「香盤表」とは、映像制作現場で頻繁に使われる言葉です。
 

 

雅な漢字が使われていますが、実際には、俳優やスタッフの出入りや必要なモノ(小道具や装飾品など)を碁盤の目に記したものを指します。通常、チーフ助監督が作成します。


映像制作の基本である「映画」の現場で説明します。
香盤表に基づいて作成される資料には、次のものがあります。


①通し香盤(香盤表)
脚本を詳しく読んで、全体をシーンごとに、場面、内容、登場人物、小道具などをまとめた表です。


②総合スケジュール(総スケ)
「通し香盤」を撮影の日程全体に沿って表にしたものです。


③撮影予定表(日々スケ)
通し香盤と総合スケジュールを日単位のタイムテーブルに落とし込んで一枚の表にまとめたものです。
 

 

※サンプル しまね映画祭HPより

 

 

最近では、本来の香盤表である「通し香盤」の代わりに、「撮影予定表」を香盤表と呼ぶこともあります。


これらの資料は映像制作のスケジューリングや進行管理に重要です。
 

 

※用語は使われる現場で微妙に意味が異なることがあります。

細かくコミュニケーションを取って、言葉を実際に使いながら学んでいきましょう!