32期生(2023年4月入学)の最後の授業では、みんなで1年の振り返りをして、各自、そのレポートを書いてもらいました。



以下、いろんな振り返りがある中で印象に残ったものです。



「自分が監督することはないと思っていたので、緊張と申し訳なさで苦しみました。監督を担当していなかったら監督の気持ちは一生知ることはなかったのでやってみてよかったです」(22歳・女性)



私の授業は「演出」なので、監督(ディレクター)術を学びます。
 

 

スキルもそうですが、監督は何を考えているのか、どんな発想をして、どんな言葉を使うか、そこまで理解するのが目標です。
 

 

卒業してすぐに監督になることはないでしょうし、また、特に監督を目指していない学生も多くいます。
 

 

だからこそ、私は監督とはなんたるかを体感してもらいたいのです。


1年間の実習の中で、最低でも1回は監督の経験をさせます。
この振り返りを書いた学生はまったく乗り気じゃなかったんですね。
 

 

それが終わってみれば経験してよかったとなったのは講師冥利に尽きます。


もう25年近く講師をやっていますが、この経験をさせることはこれからもブレずにやっていきます!