【愛知旅行】 初日 瀬戸市にある瀬戸蔵ミュージアムへ | 別乾坤へ

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瀬戸蔵セラミックプラザで陶器を見た後は、
瀬戸蔵の2階から3階のフロアにある
瀬戸蔵ミュージアムへ。

入館料は520円。


入館してすぐ目に入るのが、
やきものの大量輸送を担っていた
せとでんの緑色の電車「モ754号」

この車両は昭和3年製(1928年)で、
平成13年(2001年)まで
現役として活躍していたのだそう。


そして順路に沿って進み、
やきもの工場(モロ)へ。


やきもの工場(モロ)では
かつて瀬戸に多くあった
木造の工場が再現され、
やきものが作られる工程を紹介しており、


それぞれの工程に関する機械や
道具類をまとめて見ることができます。


石炭窯と煙突では
焼く為に必要な石炭窯と高さ約9mの
煙突を合わせて復元しており、
これは市内赤津地区に現在も残されている
石炭窯と煙突をモデルにしているのだそう。


粘土を練るクネットマシーンが
稼働しているところも見れました。


せともの屋では紐でくくられた
せとものが所狭しと置かれている様子が
再現されており、


せともの屋の店先から中に入ると、
やきもの作りに使う道具が一堂に集まった
生産道具展示室がありました。

ここではやきもの作りの工程ごとに道具や
機械類を展示し、手作業から機械化へと
進んでいく様子を知る事ができます。


で、さらに順路に沿って進んでいき、


階段を上がって3階にある
瀬戸3万年の歴史へ。

ここは瀬戸市内にある
遺跡を紹介するコーナーで、
その始まりは約3万年前の旧石器時代から。

瀬戸市内の主な遺跡の紹介や
掘り下げた断面をはぎとった
地層を見る事ができます。


そして瀬戸焼の歩み古墳~江戸時代へ。


ここでは約1600年前の古墳時代に
瀬戸焼の母胎となった猿投窯からスタートし、
約1000年前の平安時代から
約150年前の江戸時代までの
瀬戸焼の変化を知る事ができました。


陶片からみた瀬戸窯業&ライブラリーでは、
引き出しの中にある10世紀から20世紀
までの瀬戸市内の窯跡から発掘された陶片を
見る事ができます。


瀬戸焼の歩み明治時代~現代では、
明治から平成までのやきものを飲食器、
家具装飾品、工業製品、戦時中のやきもの、
ノベルティといった5つのテーマ別に
展示していました。

明治時代になると従来の製品に加えて
海外向け製品や工業製品なども加わり、
やきものづくりの裾野を
広げていったのだそう。


そして再び2階にいき、呈茶コーナーへ。

ここでは作家が制作した陶器などが
展示・販売されていました。


その後は海外に輸出されていたという
ノベルティ作品の展示や


集積場という尾張瀬戸駅に隣接していた
やきものを荷造りをする集積場を
再現したコーナーを見て、


旧尾張瀬戸駅を再現したコーナーへ。

この駅舎は大正14年(1925年)から
平成13年(2001年)まで
二代目の尾張瀬戸駅舎として
親しまれたのだそう。


駅舎内では、せとでんに関する
企画展示を行っていました。



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