毎度ご覧いただき有難うございます。

JR西日本・福知山電車区に所属していた381系について投稿しようと考え、古いHDDを閲覧していたところ、381系が置き換えた183系の写真を発掘してしまいました。

筆者も、全くノーマークでその存在も忘却の彼方にあり、一から調べ直し投稿することとしました。

 

JR西日本の183系は、1990年から2009年にかけ国鉄から継承した485系・489系を改造したもので、特急『北近畿』に投入されました。

さて、北近畿ビッグXネットワークについですが、大阪・新大阪発の福知山線経由と京都発・山陰本線を経由する特急は、両線が接続する福知山を経由し城崎温泉・天橋立等北近畿の観光地や中核都市を目指し、現在では日中ほぼ1時間間隔で運転となっています。

その経路がXの文字のように形成していることから1996年にJR西日本主導で北近畿ビッグXネットワークと命名され、以下の特急が運転されています。

 

『こうのとり』   主に新大阪⇔主に城崎温泉、2011年に『北近畿』から改称

『はしだて』    京都⇔主に天橋立

『きのさき』    京都⇔主に城崎温泉

『まいづる』    京都⇔東舞鶴

 

新大阪・京都発の特急は、ほぼ同タイミングに福知山に到着し相互に乗り換えでき、また料金面でも乗継通算制度を導入し利用者に便宜を図っています。

 

前置きが長くなり、しかも投稿することを躊躇した下手な古~い蔵出し写真ですが、ご笑覧ください。

 

183系の運転席付近に貼付された北近畿ビッグXネットワークの概念図

 

ヘッドマークも、北近畿地方の地形にXの文字をデフォルメしたものを。

 

新大阪に到着した『北近畿』、既に『回送』となったものも。JR西日本標準塗装

 

 

 

2001年からは順次準国鉄色塗装(窓下の赤帯が準と言われる所以?)に。

新大阪⇔京都総合車両所との回送シーンですが、京都方は決まって『回送』、何故か新大阪方は『北近畿』・『きのさき』等の列車名、偶然でしょうか?

 

 

 

 

 

 

山陰本線内で。

 

こちらは、京都から乗車して来た『きのさき』、駅撮りで。

 

 

福知山駅で、『こうのとり』

 

和田山から円山川に沿って走りますが、日本海に近づくと城崎温泉です。

 

 

 

そんな183系ですが、2013年には381系に置き換えられ全て廃車となりました。

 

以上、最後までお付き合いいただき有難うございました。