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今回の『がんばローカル私鉄』は伊予鉄道の2回目となります。

前回は郊外電車と市内電車の平面交差をとり挙げましたが、今回も伊予鉄道名物『坊っちゃん列車』です。

 

夏目漱石の小説『坊っちゃん』の中で主人公・坊っちゃんが通勤に利用していた『マッチ箱のような汽車』をモチーフにして、2001年に市内電車に登場し主にJR松山駅と道後温泉駅を結んでいます。。

 

列車は2編成あり、こちらが第1編成、1号機が客車2両を牽引

 

そして第2編成、14号機が客車1両を牽引(14号機は伊予ということでしょうか)

 

どちらの機関車も、その時代を反映し蒸気機関車の外見ですが、中身はディーゼル機関車です。

松山城下で、坊っちゃん列車同士の出逢い

 

 

客車の屋根上にビューゲルのようなものがありますが、これは集電が目的ではありません。

架線に取り付けられているトロリーコンタクターという機器を操作するもので、これにより分岐点でポイント(分岐器)を制御しています。分岐点付近で立ち上げ、そこを過ぎると屋根上に収納される仕組みです。

 

 

そんな観光客に人気の『坊っちゃん列車』にとんでもない危機が訪れてしまいました。

本年11月3日から運休となっています。

伊予鉄道のHPを転載しますが、その原因がまさかの『運転士さん不足』とは…

 

地方都市におけるバス運転手さん不足は耳にしますが、中核都市の鉄道にまで波及しているとは思いもよりませんでした。

もはや『がんばれ』では済まない、この状況。打開策はないのでしょうか?

観光の集客にも影響するでしょうから、何とか早期に運転再開してもらいたいものです。

 

 

道後温泉駅とその留置線に停車中の第1編成。観光客との記念写真に大忙しです。

 

 

 

 

こちらは、本年2月に訪れた際の道後温泉本館。改装中で建屋全体にシートが被せてありました。

コロナの影響で予約制となっていて、平日16:00くらいで当日入浴は定員となり、受付終了となっていました。(男湯のみ、女湯はまだ大丈夫でした)残念…

 

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