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今回は、北海道新幹線・新函館北斗開業(2016年3月)以前の津軽海峡線で運転されていた寝台列車です。

 

とは言うものの、そもそも津軽海峡線という鉄道路線はなく、以下の青森-函館を構成する路線をまとめた愛称です。

JR東日本 津軽線(青森-中小国)

JR北海道 海峡線(中小国-木古内)

      江差線(木古内-五稜郭)

      函館本線(五稜郭-函館)

そのうえで、津軽海峡線は1988年3月の青函トンネル開通と同時に本州と北海道結ぶ全長160Kmほどの重要な幹線となりましたが、2016年3月の新幹線開業により青函トンネルとその接続部分が3線軌条化され、新幹線以外の定期旅客列車は全て廃止となり、在来線では貨物列車と団体臨時列車(TRAIN SUITE 四季島など)が走行するだけとなりました。

 

また、北海道新幹線開業と同時に国鉄時代から引き継いできたあるものがJR路線上から消えました。それは定期の『急行列車』で、最後まで残っていたのは青森と札幌を結ぶ夜行の急行『はまなす』でした。

 

まずは青森駅にて、下り『はまなす』

 

 

 

 

廃止間近の夜10時の青森駅、撮り鉄で溢れていました。

 

 

 

早朝、上り『はまなす』が青森を目指します。

夏休み期間中のため、客車は座席車7両+寝台車2両の9両。

牽引するED79は、津軽海峡線用にED75から改造されたものです。

 

終点青森まで10Km足らずのポイントで。稲刈り前の9月ですが、雲に覆われ暗いです。客車は座席車5両+寝台車2両の7両となりました。機関車の後方に、建設中の北海道新幹線の高架橋脚が見えます。

 

同じポイントで、3月になり日出後の撮影が可能となりました。

乗り鉄を含め廃止前の記念乗車の方が多く、客車は座席車7両+寝台車3両の10両編成に伸びていました。当然ですが、新幹線の線路は完成しています。

 

こちらは、陸奥湾を入れて撮れるポイント。

上の写真の翌日ですが、北に進んだ分まだ暗い中、やって来ました。こちらも10両編成。

 

 

 

下り『北斗星』

早朝5時前のため、宿を3時半には出発しましたが、あの頃は当たり前で苦になりませんでしたね。

 

この日は、かなり強い風雨の中、40分以上遅れてやって来ました。

乱れたダイヤを読みきれず、上り『はまなす』は撮り逃しました。

 

おまけ

やっとの思いで手に入れたプラチナチケットでしたが、諸般の事情で泣く泣く手放すことに…

 

なお、同時期の津軽海峡線では、『カシオペア』や『トワイライト・エキスプレス』も運転されていましたが、上り・下りとも撮影可能時間帯の走行でなかったため写真がありません。悪しからずご了解ください。

 

また、2022年8月の大雨により、津軽線・蟹田-三厩が現在も不通となっており、バス代行輸送が実施されています。

地元には、JR東日本より廃止の意向が伝えられており、今後の成り行きに注目です。

 

以上、ご覧いただき有難うございました。

またのお越しをお待ちしています。