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JR北海道より今春のダイヤ改正にて引退が発表されているキハ183系ですが、今回は既に置き換えが完了した『北斗』を中心とした函館本線・室蘭本線編です。

 

キハ183系は、老朽化したキハ82系を置き換えるため、キハ181系をベースに寒冷地仕様として、1979年に先行試作車(12両)が、1981年から83年にかけに基本番台量産車(89両)が登場し、北海道の特急ネットワークに投入されました。

1986年には翌年に控えたJR化後の経営基盤強化のため500番台・1500番台(36両)が、さらに1988年から91年には函館本線120Km/時運転に対応する550番台・1550番台(32両)が追加製造されています。

その後、各番台とも数度の改造を経たものの、老朽化のため後継機種の投入により、2018年までに先行試作車・基本番台量産車は全て引退しました。

 

まずは『北斗』から、駒ケ岳をバックに小沼の畔を進みます。

 

噴火湾沿いの複線非電化区間を快走します。

 

静狩駅にて。

 

駅舎はこんな感じ、趣があります。2015年2月訪問

 

中に入り、ホームから駅舎を見ると、構内踏切と駅名標があります。

駅名標に記された隣駅・長万部はシールです。

実は長万部駅と静狩駅の間には、2006年に廃止された旭浜駅がありました。

ということは約9年、駅名標に手が入っていないのですね。

 

秘境駅・小幌を出て礼文へ向かう長い下り勾配にて。

 

日没間近のカムイチャシ史蹟から。

 

この日は生憎の曇りでした。

 

噴火湾越しに駒ケ岳を望めるポイント・長和の丘から。

 

左から3両が基本番台、右2両が増備車の混成編成

 

 

基本番台・先頭車のスラントノーズのアップ

 

こちらは増備車をアップで。

 

伊達紋別の発電所の煙突が噴火湾越しに望めます。

 

2015年2月に運転された臨時特急『大沼』。

編成両数も運転距離もJR北海道の特急史上最短でした。

中国人観光客をターゲットに函館-大沼公園をノンストップ22分(復路は24分)で結び、中国語の通訳を添乗させるなど、熱が入っていましたが、僅か1シーズンの運転にとどまったと記憶しています。

 

 

2007年から18年まで札幌-旭川を結んだ『旭山動物園号』

 

なお、基本番台のうち17両がタイに渡り、2022年12月より第二の人生を歩んでいます。

タイ国有鉄道から『50年は使用する』と宣言されていることは、うれしい限りです。

 

以上、最後までご覧いただき有難うございました。