毎度、お越しいただき有り難うございます。
国鉄末期の1977年に登場したキハ40系気動車、1982年までに888両が製造され、ほぼ全国の非電化ローカル線に配置されました。
国鉄の分割民営化後は、事故廃車を除く887両がJR全旅客会社6社に継承され、今なお、現役のものもありますが、置き換えが進んでいます。(既にJR東海では、2016年武豊線電化を機に全廃となっています。)
まずは、キハ40のみ157両を継承したJR北海道の札沼線から。
札沼線の概要について記載しませんが、コロナ禍の中昨年4月に北海道医療大学-新十津川が廃止となりました。
廃止直前、浦臼-新十津川では1日1往復の運行で、新十津川発9:40の列車は『日本一早い最終列車』と言われていました。
北海道の穀倉地帯を進むキハ40
石狩当別-新十津川のワンマン化に対応するため改造され、2両が登場したキハ40の400番台
緑の客室扉が特徴です。
石狩月形駅、数少ない交換可能駅でタブレット交換もされていました。
大切な『足』とは言え、通学利用者もこの程度では廃止もやむなしか
秘境駅の一つとされた豊ヶ岡駅
終点の新十津川駅。
廃止が濃厚になると、地元も『日本一早い最終列車』を売りに集客を目論み、同時に『乗り鉄』による乗車率の向上もありましたが…
新十津川駅の時刻表、確かに1本。
とある冬の17:40、最終列車が発車してから既に8時間経ちましたが、照明がついていました。
ホーム側から
ご覧いただき有難うございました。
なお、今シリーズでは、キハ40、キハ47、キハ48の3形式と改造により派生した形式を総称して『キハ40』としました。
ご了解ください。