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さて、『衣浦』って何だ、と言われる方も多いと思います。

『きぬうら』と読みますが、愛知県が管理する港の名称です。知多半島東岸と西三河に囲まれた、5市3町(半田市・碧南市・刈谷市・西尾市・高浜市・東浦町・美浜町・武豊町)にまたがる南北約20kmの細長い形状の港です。

主に輸送機械や製鋼所などの製造業や発電所などの基幹産業を中心とした企業が進出し、知多・西三河地域の流通拠点としてのみならず、高次加工型産業を中心とする工業港として発展してきました。
また、港の東西を海底トンネル(自動車)で結び、港内の交通の要となっています。(衣浦港務所HPより)

 

その衣浦港と全国を鉄道で結ぶ『衣浦臨海鉄道』は、1971年4月に第三セクターの地方鉄道会社として設立されました。
1975年に国鉄武豊線の東成岩駅から半田線が、1977年には東浦駅から碧南線が開業し、現在、半田線1日1往復、碧南線1日1.5往復の貨物列車が走り、食料品、化学薬品、工業製品など年間約35万トンを輸送しています。(衣浦臨海鉄道HPより)

 

そんな衣浦臨海鉄道ですが、保有する機関車の検査が重なったときに、親会社であるJR貨物からDD51の応援を受けていました。

 

稲沢⇒大府⇒東浦⇒碧南市⇒東浦⇒大府⇒東成岩⇒半田埠頭⇒東成岩⇒大府⇒稲沢、が基本運用です。

 

大府⇒東浦⇒碧南市の白ホキは、衣浦臨海鉄道のKE65との重連です。

電化工事が始まったばかりの武豊線・大府-尾張森岡。

 

衣浦港に架かる鉄橋を渡ります。東浦-碧南市

 

 

碧南市⇒東浦⇒大府、この列車は2本設定されており、第1便で大府に戻ると上記運用で半田埠頭へ。

午後の第2便は、大府に到着すると、その日はそこで留め置き。

衣浦臨海鉄道開業40周年のヘッドマークを付けて。まだ架線が張られる前の武豊線・大府-尾張森岡。

 

第2便に投入されたときには、間合を活用し碧南市-東浦で運転手さんのハンドル訓練が数往復実施されました。

さながら、カーテンコールのように。

ときに重連で。

 

また、あるときは、プッシュプルで。

 

 

衣浦臨海鉄道様のご厚意により、半田埠頭駅構内で撮影会が…。涙が出ました。

タブレットの受け渡し。

 

 

最後は、大府⇒稲沢の白ホキ。東海道本線・大府-共和

現在、この列車は富山機関区のEF510が牽引しています。

 

最後に、何年も経ってしまいましたが、衣浦臨海鉄道様のご厚意に重ねて感謝申しあげます。