神社の森は神々の宿る場所として古来から大切にされてきました。
事に歴史を遡れば、数百年そびえる樹木がご神域にある神社も多くあります。
人の寿命を超える樹木に対しその霊力を畏み神名をあて祀ったのが木霊(こだま)であり久久能智神(ククノチノカミ)です。
家を建てる地鎮祭、樹木を伐採する木霊祭にお招きする神様です。
余談ですが。
首都の首長選が近くなり、都市のオアシスとなっている明治神宮がなにやら巻き込まれていますが。。。
外苑は一宗教法人土地ですので神社の森の管理に首長が手を下すというのは問題が多すぎるのですが。
明治神宮の杜は、明治天皇をお祀りし創建の際に全国から献木され現在も独自の生態を育む貴重な自然です。
その杜は今も職員さんによって管理されています。
それに対し明治神宮外苑は日本文化、スポーツ発展の場として長きに渡りその役目を担ってきました。
少ない樹木云々よりこの機会に多くの方々が明治天皇、昭憲皇太后の遺徳に触れていただきたいと願います。
神社の所有する神域は、森で構成されていますが昨今、境内隣接の住民から「伐採してくれ」と言われることがほとんどです。
この地域でも、ぜひ、木を大切に、森を残せ!と言っていただきたいです。
自然林や山間部でさえ山は手入れをしないと残っていきません。
ましてや街の里山、神社の森は常に手を入れ続ける必要があります。
感謝の祭りを行い、伐採し木を利用したら
切ったら植える。
地域の神社、神社の杜を後世に残すために100年先を見据えて。
神宮式年遷宮においては、200年、400年と未来を見据えて植樹がされてきました。
文化、文化財が大切に伝えられる時代になることを願います。
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手力雄神社では本殿が再建されてより今年で350年の節目を迎えます。
本殿龍と辰年も重なった数奇な節目。
神社の歴史を伝えるとともに後世に伝えて行くべく記念事業として修繕・整備事業を行っております。
何卒ご協力お願いいたします。
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