私がネットにのめり込んで行くのを、家族はずっと不審に思っていました。両親は、両親は私の部屋に来る度にお小言、妹からは「気持ち悪いよ」とまで言われました。実際、私は一日中パソコンに向っていたので、気持ち悪いと言われても仕方が無かったと思います。


そんな生活を繰り返していたある日、ネットで仲良くなった女の子に突然メッセンジャーから話し掛けられました。



「綾香って話すの上手いよね。面白いし。」


「え?そう??」


「キャバ嬢とかやったら絶対売れると思う!」


「そ、そうかなぁ・・・(苦笑)」


「だって綾香が書き込むと(掲示板が)すごい盛り上がるでしょ?」


「そうなの?」


「そうだよ!人が寄って来るんだもん。綾香にはカリスマ性があるよ。」


「え~?よく分かんないけど(笑)」


「綾香さ、チャットレディーやってみたら?」


「チャットレディー?何それ??」


「チャットしてお金貰う内職みたいなやつ。

WEBカメラで顔とか見せながら男と話すの。

バーチャルキャバクラみたいな感じ?(笑)

私も暇な時にやってんだけど、小遣い稼ぎ程度にはなるよ。」


「ネットでやるの?」


「うん。普通にメッセみたいにチャットするだけ。

話す時間が長ければ長いほどお給料が高くなる。

綾香ならきっと、かなりイイ線行くんじゃない?」


「う~ん・・・。でも私、顔は見せたくないなぁ。」



こんな私の顔なんか出したら、誰も相手にしてくれないし、笑い者になるのが目に見えていたから・・・。だからWEBカメラなんて、始めから眼中に無くて。もちろん、そんなカメラを使わなきゃいけないチャットレディーなんかも興味ゼロ。



「綾香って美人なんでしょ?

美人でそのカリスマ性なら無敵じゃん。

チャットってキャバより稼げるから、キャバ嬢あがりの女多いよ。

でも、すれてるキャバ嬢と綾香は全然違うし。

絶対イイ線行くと思うからやってみなって!」


「私、顔出すのは本当に嫌なんだ。知り合いに見つかったら大変だしね。

だから残念だけど、チャットレディーは出来ないよ・・・。」


「顔出さなくても出来るのあるよ?それならいいんじゃない?

でも、美人なら顔出した方が得だよ~??」


「美人じゃないから損になるよ(笑)」



こんな風に誘われて、半信半疑のままチャットレディーとやらを始めました。