Romantique Issue No.439 『すべてを脱力させる愛しきものへ』。 | 『アデュー・ロマンティーク』~恋とか、音楽とか、映画とか、アートとか、LIFEとか~

『アデュー・ロマンティーク』~恋とか、音楽とか、映画とか、アートとか、LIFEとか~

僕が過去と現在、ロマンティークと感じた(これから感じることも)恋や音楽、映画、アートのいろいろなことを書いていきます。

こんにちは。僕のブログ『アデュー・ロマンティーク』へ、ようこそ。

 

今、書いているフォーク・ソングの記事は一旦お休みして。ついでに、ずっと書いてきているシリーズ『写真のオルタナティヴ』も終わりの宣言も出さず放置したままになっていることも付け加えておくね。

 

突然だけど。「あーぁ、春だなぁー」って。公園の芝生に寝そべって、大きなあくびをしたくなる🥱今日この頃。そして今回の記事は『すべてを脱力させる愛しきものへ』。いかにも想い入れがありそうなタイトルだけど、これじゃ、何も分からないし、何も伝わらないよねえー?

 

それなら、ということで。今回の記事の想いを伝えるために、詩のようなものを書いてみた。

 

 『すべてを脱力させる愛しきもの』

 

   世界があまりにも騒がしく

   とても疲れてしまったので

 

    僕は

    僕の中の

    引き出しにしまってある

    辞書を引いてみた

 

    そこには

    すべてを脱力させる愛しきもの

    についての

    説明があった

 

    すべてを脱力させる愛しきもの

    とは

  

  「ん?」というようなもの

    かわいいもの

    ヘタウマなもの

    ポンチなもの

    雑なもの

    取り返しがつくもの

   それなりでしかないもの

    何でもないもの

  「ぷっ」と吹き出す程度のもの

    単純なもの

    ただそこに転がっているもの

 

    世界があまりにもややこしく

    進むべき方向がわからないので

    僕は

    僕の引き出しから取り出して

    開いたままの辞書のページを

    読み進んでみる

  

    そこには

    すべてを脱力させる愛しきもの

    についての

    説明の続きが書いてあった

 

    すべてを脱力させる愛しきもの

    とは

    

    ふざけてるように見えるもの

    がんばらないもの

    効率的ではないもの

    役に立たないもの

    テキトーなもの

    壊れかけたもの

    フワフワしたもの

    ゆるいもの

    ナイーヴなもの

    余白のあるもの

    ミニマルなもの

    ミニマムなもの

    気持ちのいいもの

    夢心地なもの

    規制を嫌うもの

    とあり

 

    最後に

    それは

    自由なものである

    と結ばれていた

  

    僕は

    その辞書をそおっと閉じて

    僕の中にある引き出しにしまい

    その引き出しを閉めた

  

    しばらくすると

    全身から力が抜けて

    僕は深い眠りに落ちていった

 

つまりは。こんな緊張しっぱなしの世界から、つかの間でも心と身体を解き放つための装置として。「すべてを脱力させる力」を信じることで、その力を機能させることができるかどうか、ということ。それは具体的には「スロい」(「エモい」の反語として、たった今、考えた)と略されるべきスロウコア【Slowcore】な(実際に音楽用語として使われている1ジャンルのニュアンスとは異なる)アートや音楽のことであり。或いはロー・ファイ【Lo-Fi】ロウブロウ【Lowbrow】なアートや音楽のことであり、そんな、すべてを脱力させる愛しきアートや音楽を想いつくまま自由にキュレーションしてみた。

 

音譜まず最初に音楽を。グレン・マーサーが中心になり結成されたザ・フィーリーズの1980年のアルバム『Crazy Rythm』から、ビートルズで一番、長い曲名の『Everybody's Got  Something To Hide Except Me And My monkey』のカヴァーを。脱力と言っている割にはエネルギーとスピード感があるけど、これはこれでいいか。まぁまぁ壊れかけているし。因みにこのバンドには後にゴールデン・パロミノスを結成するアントン・フィア(ds)が参加していた。


ほんとうは音楽にジャンルや系統なんて関係ないんだけど。今回、「すべてを脱力させてくれる音楽」をセレクトするにあたっては、ビーチ・ボーイズの中心人物だった「ブライアン・ウィルソン」的なもの、80年代のイギリスに誕生した「ネオ・アコースティック」の流れにある、イギリスのグラスゴーを中心にした「アノラック」【Anorak】や、「ローファイ」【Lo-Fi】なもの。ニューヨークのライヴハウス「ニッティング・ファクトリー系」の音楽や90年代にアメリカのジョージア州アセンズから誕生したレーベル「Elephant 6」などの音楽を意識してコンパイルしようと思っている。

 

という訳でもう1曲。1930~50年代にかけてニューヨークの路上で生活をしながらストリートで演奏をしていた盲目の音楽家であり詩人であったムーンドッグ【Moondog】ことルイス・トーマス・ハーディン(1916~1999)の、1957年にリリースされた足踏みによるポンコツ・パーカッションなアルバム『More Moondog』から『All Is Loneliness』。ほんとゆるくってさ。味があるんだよねもぐもぐ


🎨なんて可愛いイラストレーションなんだろう。フランスのSSW、ポム【Pamme】のアルバム『Le Failles』。このイラストレーションは彼女が描いたのかな。だとしたら。ただもうそれだけで、僕にとっては十分過ぎるほど「すべてを脱力させる愛しきもの」であり、自由という名のもとに、僕は彼女を信じることができるんだ(何を言っているのやらえー?)。

 

 
 
 
 
 
 
音譜Grandiose』のPVでは彼女のイラストレーションが動いている。脱力感はほとんどありません。だけど、とてもメランコリックでロマンティークで。それはそれで、とても安らぐことができるんだ。

📷️ポム自身も可愛くて、とてもアーティスティックなパリジェンヌだ。
 
音譜日本を代表する脱力音楽を。中村房代と中川真理子による女の子ふたり組ユニット、メンボーズ。アルバムは何枚かあるけど、90年代の初め頃にリリースされたデビュー・アルバム『Honey Chapatti』がやっぱり最高なので(=最高に緩いので)、このアルバムからの曲『はなちゃん』を。当時、異常なほどスロウコア・テンションの彼女たちの音楽を聴いて緊張が走ったのだった(緊張が走ったら、あかんやんえー?)。


📺️80年代の終わり頃に。「鶴太郎のテレもんじゃ」というTV番組があった。その中で巨匠・岡本太郎が子供の絵を批評するというコーナーがあって。岡本太郎は子供の絵を真剣に見つめ、辺りを歩き回ったかと思うと、突然、絵を描いた小さな子供に近寄り、目を見開いてこう言い放った。「目が2つじゃなくてもいい。3つあっても4つあってもかまわない」と。その子供は怯えたように立ち竦んでいた。「目に見えるものだけに拘る必要なんてまったくない。人にどう思われるかなんて考えるな。自分の中の常識を打ち破ることから始めろ。もっともっと自己のイマージュを膨らませるんだ」。氏はそんなことを伝えたかったのだと思うけど、とても伝わっているようには見えなかった。
 
音譜続いて。まさにブライアン・ウィルソン的な(さぁ、どうだろうか?)ダニエル・ジョンストン【Daniel Johnston】(1961~2019)の音楽と、彼が描いた(アルバム・カヴァーに使われたり、Tシャツにもなった)ドローイングを。

音譜1983年のアルバム『Hi , How Are You』から『Big Business Monkey』。そして、トレード・マークになったカエルのような、或いはダニエル自身のようなドローイングのアルバム・カヴァー。

🎨「ガロ」系漫画にありそうと言えば、ありそうだな。



目Sara Hagaleのドローイング。とてもささやかな絵。とてもささやかなイマジネーション。だけど。そのとても深い「余白」が観る人の「心の力み」を解きほぐしてくれるんだ。

 
 
 


音譜ジェーンとマーク・リッテン兄妹を中心に1981年に結成。ネオ・アコースティックの流れで1985年まで活動したTrixie's Big Red Motorbike。トレーシー・ソーンもメンバーだった「マリン・ガールズ」の、ジェーン・フォックスとも仲がよくって。その音楽は、まるで壊れかけの人形のような可愛く、アノラックの先取りじゃないかと思うほど。
曲は『Norman And Marcissus』。


 
 
 
 🎨何で、こんなシーンを描こうと思ったんだろうか。
 
音譜ニルヴァーナのカート・コバーンが「大好き」を表明していたアノラック・バンド、ヴァセリンズ【The VASELINES】の(カート・コバーンは先のダニエル・ジョンストンもリスペクトしている)『Son Of A Gun』と、ガールズ・アノラック・バンド、タイガー・トラップ【Tiger Trap】の『Sour Grass』を続けて。

因みに。「アノラック」という音楽は、防寒用の上着を擦った時に出る「シャカシャカ」という音と、その音の感じに似たギター・サウンドから、そう名付けられたのだけど、当時、アノラックを着た人が多かった「オタク」に対するスラングとしても使われていたらしい。



目デヴィッド・シュリグリー【David Shrigley】。アーティストであることは疑いようもないけど。単なるアーティストを超えた「脱力」の申し子であり、ある意味、天才的な人なのかな、と思う。

 

🎨どこからやってきた分からない発想や閃き、そして線のへなちょこさやデッサン力の皆無さといった絵心が渾然一体となって『脱力』へ向かっている。まぁ、とにかく。ライオンの前脚がとんでもないことに。

🎨僕にとって『すべてを脱力させる愛しきもの』の代表作だ。こいつは真剣な顔でいったい何を操縦しているのだろうか。笑い飯の西田に答えを考えてもらいたいと思う。
🎨「I EAT PEOPLE」。コピーライティングも脱力で秀逸。ほんとうにこの人は英語圏の人なのだろうか?
 音譜フリッパーズ・ギターの1989年のデビュー・アルバム『海へ行くつもりじゃなかった』の中に収められていた曲『さようならパステルズ・バッヂ』でリスペクトされた、スティーヴン・パステルが率いたパステルズ【The Pastels】の1989年のセカンド・アルバム『Sittin' Pretty』からの曲『Nothing To Be Done』を挟もう。


🎨何処か変だよね。いや、そんなに変でもないか。

🎨「Fight For Peace」と高らかに宣言しながら。こんなに力が籠っていない握り拳じゃ、ね。まさに「Power Free」(パワー無添加)なへなちょこ具合だ。
🎨そんなに嫌そうな顔をしないで。どんな風に刈られているか知りもしないくせに。
 
🎨🤭アハハ。ちゃんと注げていないよー。しかもワインのボトルからは麺類が。デヴィッド・シュリグリーって、つくづく、面白いアーティストだなぁ、と思う。
音譜90年代初め頃に。めちゃくちゃ面白いと思えた音楽のひとつ。「神は私の副操縦士」という名を持つGod Is My Co-PilotはNYのLive Houseを拠点に活動していた、所謂、ニッティング・ファクトリー系のバンド。アヴァンギャルドで知的で。何処か壊れていてヘタウマな、とても魅力的な音楽。曲は『She's So Butch』。


目多彩な才能を持つ、アルゼンチンの音楽家アクセル・クリヒエール【Axel Krygier】は、その音楽も面白いけど、彼が描くドローイングも相当なものだ。デヴィッド・シュリグリーの作品と並べても違和感をまったく感じさせない。
 
音譜Karolina Korylの壊れたデッサンによる作品を。
🎨この作品は、何処かマティス的だよね。

音譜細野晴臣プロデュース。チャクラの1981年のセカンド・アルバム『さてこそ』から小川美潮のボーカルが日本語の解体と共に脱力していく曲『いとほに』。


🎨アメリ・フォンテーヌ【Amelie Fontaine】

🎨この絵は、どなたかのブログで貼り付けられていたのを見たことがある。可愛いのに、ただ可愛いだけじゃないから、ホッとするよね🤗。

目モニカ・バレンゴ【Monica barengo】のドローイングは静かに、とても静かに「脱力」を促してくれる。

🎨先の「首がうなだれ、もたれかかる」系の繋がりで。



目Ksenia Anskeのドローイングを。

🎨この作品は「一人で全身がうなだれている」系だよね。まさに、絵に描いたような「脱力」かと。

目Ilya Kazakov。プロのイラストレーターかな。「グラスの中の脱力」という感じ。ゆるいんだけど、完成され過ぎてるような気がしないでもない。
目僕のブログで何度も紹介してきた、世界的なイラストレーターであり、デザイナー。ジェフ・マクフェトリッジ【Geoffe McFetridge】。完成された脱力の世界も「ありっちゃ、あり」ということで。もともと持っている緩さの資質が破格だし、何より自分自身がゆるーく楽しんでいるよね。
音譜カナダのSSW、ロン・セクスミス【Ron Sexsmith】メジャーからのデビュー・アルバムのオープニング曲『Secret Heart』を。


目イギリスのイラストレーター、ニコラス・バロウズ【Nicolas Barrows】の作品も好きだな。

🎨全身に春の陽光を浴びながら。それでいて元気が空気中に散布されてしまっているというか。なんせ「I LOVE IT」だから。この「脱力させる力」はちょっと凄いよzzz
🎨しかし、それにしても。「カナディアン・ディスコ」ってこんな感じなのかなぼけー
 🎨「すべてを脱力させる愛しきもの」のことを夢想する度に、僕はいつもこういう絵を待ち望んでいるのかも知れない。
 音譜音楽はクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー【Clap Your Hands Say Yeah】の2007年のセカンド・アルバムからタイトル曲『Some Loud Thunder』を、脱力アニメーションが流れるPVで。

🎨ニコラス・バロウズが描く夏向きのイラストレーションにも独特な緩さが。
 

音譜アウトサイダー・アートのヘンリー・ダーガーが描いた壮大な架空の物語からバンド名前が付けられたガールズ・ロック・グループ、ヴィヴィアン・ガールズ【Vivian Girls】の2011年のシングル曲『I Heard You Say 』を。(誰が描いたのけは分かんないけど)カヴァー・アートもしっかり脱力してるよねもぐもぐ


目暴力温泉芸者やヘア・スタイリスティックでの音楽活動を始め、小説家として、映画評論家として、そしてアーティストとして幅を拡げてきた中原昌也のアート作品を。

🎨彼のコラージュ作品もかなり「脱力」している、というよりは。かなり「弛緩」している。
📖ほんとうは。中原昌也なら最初の短編小説集『マリ&フィフィの虐殺ソング・ブック』で描かれた鉛筆画による挿し絵が特に好きなんだけどな。

音譜異才、ウィリアム・カレン・ハートが率いたオリヴィア・トレマー・コントロール【Orivia Tremor Control】の1996年のデビュー・アルバム『Dust At Cubist Castle』から『Jumping Fences』を。ウィリアムはちょっとシュルレアリスム的な素敵なドローイングも描いている。


目日本が誇る世界的アーティスト、大竹伸朗が制作した少々、変てこな絵本『ジャリおじさん』。子供たちにはあまり関係ない話だけど。ジャリおじさんとは後のシュルレアリスムやポップ・アート、1950年代に活躍したフランスの小説家であり、シャンソン歌手であり、トランペッターでもあったボリス・ヴィアンに多大な影響を与えた(つまりセルジュ・ゲンスブールにも影響を与えたことになる)、パタフィジック【Pataphysique】という哲学(形而超学であり空想科学でもある)を生んだ小説家であり戯曲家でもあるアルフレッド・ジャリ【Alfred Jarry】(1873~1907)をモチーフにした(「ユビュ王」【Ubu Roi】(1896)や「超男性」【Le Surmale】(1901)などの、とても面白い著作がある)、ある意味、アート本であり、「脱力絵本」なのだなもぐもぐ




音譜プロデュースはメイヨ・トンプソン。PUNK~New Waveの流れで、1979年に登場したザ・レインコーツ【The Raincoats】のアルバムから『スーパー・マーケットのおとぎばなし』【Fairytale In The Supermarket】と、ちょっと「~主義」的な国の匂いがしないでもないアート・ワークを。


目友沢ミミヨが描いた、ジム・オルークのアルバム『ユリイカ』のへなちょこなアルバム・カヴァー。

目霜田恵美子は80年代に、雑誌「ビックリハウス」や「宝島」などで日本のNewWaveな音楽やカルチャーに多大な影響を与えた。これは山崎春美が主宰したタコの、1982年に制作されたLiveアルバム『うまい』のカヴァー・アート。
音譜「キューピーたらこスパソース」のCMディレクターの加藤良一が加藤良1名義で結成した「楽しい音楽」の宅録8inchミニ・アルバム『やっぱり』。あがた森魚や戸川純のバンド、ヤプーズのメンバーで、後に舞踏集団「山海塾」の舞台音楽を担当する吉川洋一郎が参加した、恐るべき脱力音楽を。これはもう、ずっと流しっぱなしにしておきたい音楽だよね。

🎨アルバム・カヴァーは、これも霜田恵美子。但し。モチーフは決してお笑い芸人トリオの「ロバート」ではありませんから(似てるけどね)。


音譜90年代に。渋谷系の流れで登場してきたシトラス【Citrus】の、「VINYL JAPAN」からのCD『Citrus Plant For Little Kids』(1994)から『I'm Sure You See With Your Eyes』を。とにかく制作・リリースされたすべてがアナログ・7inchシングルか、ミニ・アルバム的なCDシングルだったことが何よりこのグループの特質を表しているし、音楽的なセンスは渋谷系の中でも際立っていたと僕は思うな。


目脱力をまとめて味わうためのマストな漫画を。しりあがり寿のデビュー作『エレキな春』と『おらあロココだ!』。これは読んでもらわないと伝わらない。


🎨定期的に開催されている『Theドラえもん展』。しりあがり寿の「ドラえもん」には圧巻の脱力感があった。

音譜ついでに。「不思議の国のアリス」や少女のイノセントな世界を描く人気アーティスト、ヒグチユウコの「ドラえもん」を。のび太のことを「ぼっちゃん」と他人行儀に言い放つドラえもん。目が異様に冷めてるし。ここにも素晴らしい脱力があるよね。

脱力させる力を持ったアーティストなら、他にも村上春樹の「村上朝日堂」や諸々の著作のブックカバーや挿し絵でお馴染みの安西水丸や、元祖「ヘタウマ画」の湯村輝彦花くまゆうさく、TVバラエティでも重宝された(最近、あまり見かけないな)「ゆるキャラおじさん」蛭子能収泉昌之の「カッコいいスキヤキ」などの脱力画を多数、想い付くけど、今回は取り上げないことに。そう。「すべてを脱力させる愛しきもの」は、とても微妙でデリケートなのだ。

音譜アンドリュー・ブレナーを中心として、デヴィッド・トゥープスティーヴ・ベレスフォードらによっ制作された、The 49Americansの1982年のアルバム『We Know Nonsense』から『Tendency To Lie
イギリス人によって、古き良きアメリカのドリーム・ポップが再生された、ある意味、変態アヴァン・ポップ。


目それじゃあ、最後は。ミンガリング・マイク【Mingering Mike】。大好きな音楽に対する、自分自身の妄想を段ボールを使った完全手作りによって形にした(ほんとうは存在しない)ソウル・ミュージックのアルバム・アート集。

🎨ミンガリング・マイクが妄想したソウル・バンド、Big D & Mingeringの『'Boogie Down' At The White House』のアルバム・アートを。本気で楽しんでる分、脱力感も半端ないよね。



🎨ブルース・リーをトリビュートしたソウル・ミュージックって、どんな音楽なんだろう?僕も。僕の頭の中でブルース・リーをトリビュートした、妄想のソウル・ミュージックを想像しながら、その音楽を鳴らしてみようと思う。

すべてを脱力させる愛しきものへ。
何だか分からないけど。
取り敢えず、
そんな、すべてを脱力させる愛しきものに
「ありがとう」と言っておきたい。

それでは、また。
アデュー・ロマンティークニコ