こんにちは。僕のブログ【アデュー・ロマンティーク】へ、ようこそ。
前回のブログのこと。ジョアン・ジルベルトが亡くなってしまい、同じ日の少し前の時間に新しい記事をUPしたばかりだったけれど、とにかくジョアンについて、何かしらの気持ちを吐き出さなければ(僕の中での)収拾がつかなかったので(しかし何をどう吐き出せばいいのか混乱して分からなかった)、とりあえず以前に書いたジョアンの記事を(不本意ながら)リブログさせていただいた。本来なら。ジョアンに対する今の気持ちを新しく書くべきであったが、リブログするだけで精一杯だったのだ。今はまだ整理がつかないのでちょっと無理だけれど、またいつか、改めてジョアン・ジルベルトについて書きたいと思っている。
さて、それでは。雰囲気を変えて、まったく違う記事を。今回は音楽やファッションを中心とした、もろもろのカルチャーの話。1960年代のロンドンから世界に発信された素晴らしく魅力的な『スウィンギング・ロンドン』について、Love&Peaceとエキサイティングなグルーヴをもって書き綴りたいと思う。
『スウィンギング・ロンドン』。ロンドンのチェルシー地区のキングスロード界隈を震源地に登場したいくつもの新しいユース・カルチャー。音楽が溢れ、ミニスカートを始めとしたニュールックを着こなしてストリートというランウェイをウォーキングした可愛い女の子たち。スタイリッシュで鮮やかな色彩に溢れたイメージがBlow Upする。簡単に言えばそういう感じなのだが。これじゃ、なんだか分からないよね。
しかも、『スウィンギング・ロンドン』は、1960年代を通して連なる、とても大きな動きであり、音楽やファッション、映画やアートまで、あまりにもさまざまな要素が混ざり合い、重層的に複雑に絡み合っているので、1回の記事ですべてを伝えるなんて、とても無理な話だ。
とりあえずは。スウィンギング・ロンドンに関するキーワードをざぁーと並べることで僕の頭の中とあなたの頭の中にあるイメージを拡げておくことにしよう。
スウィンギング・ロンドンに関するキーワード。最初は何のかんの言っても「ビートルズ」。そしてビートルズを追いかけていたファンの女の子たち「ビートルマニア」。ビートルズが主演した最初の映画『ビートルがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』。同じ監督であるリチャード・レスターが撮った『ナック』。ミケランジェロ・アントニオーニが1967年のロンドンを撮った『欲望【Blow Up】』。そしてサイケデリックを極めた金字塔、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』とそのアルバム・カバーをデザインしたピーター・ブレイクや、イギリス発のポップアートも含んでいる。さらに音楽ではブリティッシュ・インヴェイジョンの動きや、そういったバンドの活動の場であった「UFO CLUB」や「マーキークラブ」といったライヴハウスも交差しているし。ファッションではミニスカートの「マリー・クワント」と、ショートのボブヘアを生み出した「ヴィダル・サスーン」、ギンガムチェックのドレスが有名なブランドブティック「BIBA」。そしてビートルズが経営した「アップル・ブティック」。男性のファッションを変えた「ピ-コック革命」や、細身の3つボタンのスーツ、ミリタリーパーカーとバックミラーをいっぱい付けた「Vespa」でキメる「モッズ」ファッションなどなど。僕が思いつくまま年代に関係なく、(なるべく個人名は出さないで)、大きな動きになったようなものだけをバラバラに並べてみた。まだまだヌケがいっぱいあると思うものの、ざっとこういったイメージだ。
さて。イメージが拡がったところで(無理やりじゃないかぁー)、スウィンギング・ロンドンの時代へのタイム・トラベルの準備はOK、だよね?
今回は『スウィンギング・ロンドンしなけりゃ意味ないね』(まんまデューク・エリントンの曲名じゃないか)というタイトルにもうひとつサブタイトルを付けてみた。
Here Come The Girls In Swinging London
そうして。スウィンギング・ロンドンの時代の、自由な生き方を象徴し、その時代を華やかに輝かせた女の子たちを中心に、当時の音楽を挟んで雰囲気を盛り上げながら紹介していこうと思う。
それでは、いざ。
Ready Steady Go!(当時のロンドンの人気TV番組。テーマ曲は、まさにスウィンギング・ロンドンなマンフレッド・マンであった。)
■スウィンギング・ロンドンの時代のガールズ・ポップスを詰め込んだコンピレーションCD。ロンドンを感じさせるとてもスタイリッシュなカヴァー・アートなので、この記事のメイン・ヴィジュアルにした。
タイトルはもちろん『Here Come The Girls』。
続いてサンディ・ショウの『Long Live Love』。
マリアンヌ・フェイスフルが歌うストーンズの名曲『As Tears Go By』(但し、映画はジャン=リュック・ゴダールの『メイド・インU.S.A』のシーンなのでスウィンギング・ロンドンじゃないけれど)。
黒人のようにR&Bが歌えたクリス・ファーロウの『Out Of Time』。
■「Here Come The Girls」の最後に紹介する女性は、イギリスのTV番組『サンダーバード』(日本でも人気が高かった、国際救助隊が活躍する人形劇)に登場するレディ・ペネロープこと、ペネロープ・クレイトン=ワード。運転手のパーカーが運転する、カスタムメイドされたピンクのロールスロイス「FAB-1」に乗って登場する姿が実にスタイリッシュかつ可愛いのである。
スウィンギング・ロンドンを代表したモッズ。リアルタイムの作品ではないが、当時の、その行き止まりな青春を想い入れたっぷりに描いた1979年の映画『さらば青春の光』。原題はザ・フーのアルバム『四重人格』と同じ【Quadrophenia】。曲は映画でも使われた『Cut My Hair』。
今回、スウィンギング・ロンドンの、ほんの側面しか紹介していないという記事になったが、それでも貼り付けた写真や音楽が多く、情報を詰め込んだような気がしないでもない。
いや、そんなのウソ。とにかく長いよ。長過ぎるよー。
なので、せめて。興味が湧いたところだけを、つまみ食いしていただければ、それだけで十分だと思っている。
とりあえず。長い記事を最後までスクロールしてくれて、ありがと。
それでは、また。アデュー・ロマンティーク。
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