航海日誌#512
どうも咸臨丸です
今回は自転車、自転車も日米で違うので言及してみます
アメリカの自転車は基本的にハンドブレーキではありません
ん?じゃあ「どうやって自転車を止めるの?」っと言われると、「ペダルを逆回転させる」が正解です
「ペダル逆回転ブレーキだけの自転車」も「ペダルとハンドブレーキ併用」もあります
レンタルサイクルの際は注意が必要ですね
あ、ママチャリはありませんので、かごはオプションです
アメリカにおける自転車のメインは移動手段ではなく、スポーツ/トレーニングと娯楽ですので
で、2020年…下の子供に自転車がやってきました
黄色くてなかなかの見栄え、他にもよさそうなところが
1. 価格もAmazonで5千円超レベルなのでこれはお買い得為替は当時
2. あまり見かけない16インチサイズで小さい
3. 日本と同じ両手ハンドブレーキ
4. アメリカの自転車には(基本)ついてない泥除けがついてる
5. 組み立てはDIYでカカク安く
Amazonでいい買い物だったか!?と思いましたが…
で出来上がったのがこちら
「なーんだ普通の自転車だ」と思える背景に潜む罠…
買う前までは素晴らしく見えたんですよ
1. 組み立て用の工具がついていない(まじか!)
2. 組み立て用のボルト穴がアメリカの規格(インチ規格)にあっていないので手持ちの工具が合わない(多分中国製?)
3. サドルとペダルの位置関係が少しおかしいのでこぎにくい
4. 後輪のブレーキがどれだけワイヤー締めても物理的にブレーキ(接触)しない
5. 前輪が歪んでいる(上から見るとタイヤが蛇行している)
6. 前輪が歪んでいるのでタイヤにブレーキパッドが回るたびに接触するところが生じる
7. ブレーキパッドがタイヤに接触しない位置に持っていくとブレーキが離れ過ぎでかからない
8. つまり、ブレーキがかからないかブレーキがずっとかかっているか
……詰みました…
ブレーキできないなんて…値段の安さに釣られた自分が愚かだった
子「ねーねーお父さん、一生懸命こいでもタイヤが重いんだけど、どうしてだろうねぇ?」
父「な、直してあげる」
子「ねーねーお父さん、ブレーキしたけどあんまり止まらないよ」
父「・・・・・・・・・」
アメリカでハンドブレーキ(タイヤを挟むやつ)が主流ではない理由の一つに
もしかしたら、一般コンシューマー向けの自転車の品質に問題があるのかも知れない…と、疑うようになりました
高いやつはもちろん大丈夫でしょうが
以前、日本で某ドラッグストアの景品にもらった輸入品のストライダーもどきですが、車体の軸が曲がっていたので、もらったものにも関わらず一度返品交換しました
角度にして一桁ですが車体が「くの字」に曲がっていたため
子「ねーねーお父さん、これ何故か左に行くの」
父「そんなバカな…乗り方がわる…(ホントだこれ曲がってる…しかも曲がって溶接されてる…)」
*交換後はこの「ストライダーもどき」での練習のおかげで黄色い自転車に、練習なしで乗り始められました!
ブレーキできないけど…
「学校帰りに近所の公園まで自転車でいく」なんてことはこちらでは危なくてできませんので
コミュニティーのなかで乗る、公園に車で持っていく、が基本です
そもそも歩行者が全く歩いていない道、巨大なテキサスサイズの車で危険な道々
さらには子供の一人歩きはそもそもあり得ない話なので
今回の経験でアメリカで自転車を通販で買うのはお勧めしない、という結論で締めくくります