航海日誌#511

正月があけて、アメリカ人の同僚から写真が送られてきた時の話
「日本料理店に行ったらお土産にこれを渡されたんだ!何だか教えてくれ」と言われたのがこちら
おしるこです

どうやらお正月、1月だけの限定お土産だったようですが、謎の物体はアメリカ人にインパクトを残したようです
アジア系にとっては珍しくもなんともない話ですが
「豆を甘く煮る」なんてこちらの人にとっては狂気の沙汰
(スイート)「マッシュド(ペースト)、レッドビーンズ」
つまりあんこは全く馴染みのない食べ物なんです
あんだけ豆喰っておきながら、そこ(あまい)のは全く眼中にない…あんだけ牛喰っておきながら牛タン無視するのと同じですね
ちなみにおしるこ
ヒューストンでも日系はもちろん、韓国系、台湾系などのスーパーで手に入ります
そもそもあんこの缶も日系スーパーで手に入ります
関東で育っているため、ぜんざいとしるこが関東と関西で意味が違うことを知った時は衝撃でした
しらたま団子でのぜんざいや懐中汁粉を食べた時もまた発見でした
この井村屋さんの善哉は西寄りですね…名古屋は西寄りの表記と…関東だとこれはおしるこ…

ここで元の話に戻ると、この話はアメリカ人からの質問でスタートしています
しるこの説明英語でできます?
こういうのをアメリカ人の文化的背景の範疇で説明するのが難問です
インターネットに頼って「ほらこのページ見て」でももちろん伝わりますが、頼らずに説明するのであれば
「マッシュしたレッドビーンズを甘く煮たスープに、ライスケーキを入れた、主に正月に味わう伝統的なデザート」
ですかね
もちは大好きですが、ヌガー(スニッカーズ)のようなくっつく(スティッキー)な食品は好きになれません
スティックには「固執する」っていう動詞での意味もありますしスタックする「ハマる(動けなくなる)」という意味もあって結構日常会話で聞くことが多い単語です
話しはそれましたが、食べてみるとアメリカ人にも意外とうけた様子で美味しく召し上がったとのこと
次は和菓子にチャレンジして欲しいものですが、きっとタイ焼きやどら焼きあたりがアンコ繋がりでいけるかな
おしるこでした