航海日誌#437 条約締結の地

どうも咸臨丸ですニコニコ


再びボストン方面からウインク


東海岸はニューハンプシャー州とメーン州の境目にあるポーツマスニヤリ
歴史の授業に出てくる日露戦争の講和条約であるポーツマス条約が締結された場所ですおねがい

少し歴史の話
朝鮮半島まで南下して来たロシアとの接触が避けられない状態であった日本はロシアと開戦、
物量と予算が限界に達する中、旅順攻略、日本海海戦の極地戦果を元にアメリカのセオドア・ルーズベルト大統領の仲介で講和条約締結に乗り出しますニコニコ

そして海軍に知己のあるルーズベルトが選んだのがこのポーツマスでしたニヤリ
継戦の意思を示していたロシアとの条約締結にこぎ着けたのは小村寿太郎ですが彼の物語も一見の価値があります照れ
が、ここでは割愛…ウインク

現代的な造船施設の奥には似つかわしくない歴史を感じる建物が…そこが日露交渉の舞台ですグラサン



メーン州にもついでに立ち入ります…大事グラサン



またニューハンプシャーへ



高速を使わないとこの昇降橋を渡ることになりますニコニコ
立ち姿が美しいラブ



奥には高速道路が…あれをずぅっと行くと合衆国東端へ



街は「海軍の街」と観光地化されていますが、ポーツマス条約のことはひっそりと…





小村寿太郎はその難しい対露交渉を成功させたのとは裏腹に、賠償金を取れなかったことから
日本の世論に袋叩きにされます…日比谷焼き討ち事件などは日本史にも取り上げられるものショボーン

その後、不平等条約の改正にも小村寿太郎は尽力し、日本に多大なる貢献をしていますが、
100年の昔に日本人はこんなに飛びまわっていた(実際は船だが)とは驚きですびっくり

尚、不平等条約の改正交渉の元になったのは江戸幕府の結んだ条約たち…
「気に入らない」からとか、「オレが結んだ条約じゃない」から…と一方的に破るのはよくないということを日本人は100年前から刻んできたんですね口笛

一方で日露交渉を仲介したセオドアルーズベルトは、日本の台頭ののちに親日派から日本警戒論に傾倒していきますびっくり
明治維新も面白くて大河ドラマになりますが、この条約改正も取り上げて欲しいなぁと思いますおねがい

あ、併合が絡んでくると放送規制の忖度が入るからドラマ化は難しいですかねぇえーん
国際的な約束でも破るの…得意ですからねてへぺろ