先日、中学3年生会員さんのお母さんから
「Mは、受験に不安があるようなので」と聞きました。
まだ受験までに半年以上ありますが、特に不安感を感じて
なくても、なんとなく落ち着かず、受験勉強しなくてはと
思いながらも、何をしたらよいかわからなかったり、今してる
ことがこれでいいのかと思ったりしてる中学3年生はけっこう
多いんじゃないでしょうか。
女の子の方に多いように思います。
ほとんどの生徒にとって高校入試は人生で初めて受ける
大きな試験といえます。
「人生で初めて」に向き合うのは誰にとっても不安がありますね。
ほとんどの人がそれほどポジティブにはなれません。
余談ですが、今年の6月に亡くなった長嶋茂雄さん、
今の中学生にはなじみの少ない人でしょうが、
プロ野球を人気スポーツにした立役者、
超ポジティブシンキングの人とのイメージがあります。
根っから前向きに物事を考えられる人として生まれた
ように誰からも見られていたと思います。
でも、亡くなったときの新聞かなんかで知ったのですが、
その記事を書いた人に笑顔で
「でも○○さん、長嶋茂雄が長嶋茂雄であるのはけっこう
しんどいんですよ」と話したそうです。
スターと言われる人は常に自分がどのように見られているのか
意識しながら、その期待を裏切らないような努力を
しているようです。
だから、冷静でおられないような状況の時に平気な顔を
してる人はほぼいないし、相当訓練した人でないと
おだやかではいられません。
人生で初めての大きな試験を目の前にして不安になるのは
人として当然すぎるのです。
ただ、高校受験を体験した人が3年後の大学受験時には
「高校受験って、かわいいもんだったなあ」なんていいます。
大学受験に比べればたいしたことじゃないようですよ。
そんなこといっても、初めてのこと、不安になったり
プレッシャーを感じたりは、いたしかたありません。
一方で、初めての受験なのに不安やプレッシャーを
感じない人もいます。
どのような人でしょう?
そう、その試験が自分にとってたいした価値がないと
感じてる人。
そうした人は勉強以外の道を行けばいいんですね。
さて、今はスポーツ大会の時期です。
中学生のスポーツ大会も開かれていますね。
世界水泳もありました。高校野球も始まりました。
例えば、高校野球の選手たち、彼らにとっても初めての
大きな大会です。
不安やプレッシャーはないのでしょうか?
多くの選手にとって憧れの甲子園です。
嬉しさや張り切る気持ちが強いでしょう。
でも、大歓声の中、いざ試合が始まると、冷静では
いられなくなるでしょう。
ところがテレビで見る限り、彼らは伸び伸びとプレーしている
ように見えます。
彼らが不安やプレッシャーを感じながらも、思いっきりプレー
できるのはなぜでしょう?
彼らは甲子園出場のために何年も野球の練習をし続けてきました。
高校の3年間だけじゃなく、多くの選手は小学生の頃から
10年近く練習を重ねてきました。
それも、ほぼ毎日何時間も練習してきたでしょう。
よく大相撲の勝利者インタビューで
「体が動いてくれました」という言葉が聞かれます。
日々の練習、稽古で「身につけた」のですね。
高校野球の選手たちにも同じことが言えます。
大観衆の声援の中、不安やプレッシャーを感じながらも
普段通りにプレーできるのは、心の作用に打ち勝つだけの
体の動きを獲得してきたからでしょう。
その練習は、
学校によって監督やコーチによってさまざまな工夫が
あるでしょうが、多くは基礎体力づくりと基礎練習
じゃないでしょうか。
同じ動きを何度も何度もくり返し、身体に覚えさせて
いきます。
そのような努力の積み重ねで夏の暑い中の彼らのプレーが
あるのです。
高校入試の受験生にとってこのことは参考になりませんか?
特に夏は、戦争を考える季節です。
6月には沖縄慰霊の日があり、今日は広島原爆の日ですね。
9日は長崎平和記念の日、15日は終戦記念日です。
戦争のことを耳にしたり目にするたびに思うのです。
「ああ、あの時代に生まれなくてよかった。
ああ、今の日本に生きててよかった。」と。
あの時代、戦争へ参加することは国民の義務でした。
今、勉強は義務ですが、権利でもあります。
勉強を、しなくちゃいけないことととらえるとしんどいですが、
この権利をしっかり使ってみようとすればすてきなことです。
受験できる権利を思いっきり使ってみては?
どのようにその権利を使ったらいいか、
高校野球の選手の基礎練習にあたることは何なのか、
また次回にアップします。