昨日アップの内容にさっそくW会員さんからラインがありました。

 

「拝見しました、身にしみます。

今月に入ってからは子どものことや身内のことで一気にバタバタとし

問題山積み、けれど、毎日朝目覚めて新しい日を迎えられることに

感謝しなければですね…

 

頑張って笑顔で乗り切ります。Yも毎年4月はとても不安定なので、

フォロー頑張ろうと思います。

 

5年の初めての算数のテストは、95点と裏面100点をとって、

ニコニコで帰ってきました(emoji)」

 

「バタバタとして問題山積み」は多くの家庭でそうでしょうね。

 

でも、♫新しい朝が来た 希望の朝だ ♫ですね。

 

バタバタの毎日だからこそ、本日のタイトル「よく見ること」が

大事になってくると思います。

 

子どもの頃は親から言われ、大人になると子に言う言葉のひとつが

「問題をよく見なさい、よく読みなさい」です。

 

じゃあ大人になったらよく見たりよく読んでいるかというと、

どうでしょうか?

 

実に「よく見ること」は容易なことじゃありません。

 

以前、80代の現役の保育士さんの書いた本を読んだことがあって、

その中の、子どものどんな行動にも理由がある、という言葉に

深くうなずきました。

 

長年幼児たちと接してきて、大人からすると理解できないような

子どもたちの行動にもそれぞれの理由があると、子どもたちを

よく見てきたからこそ気づかれたのでしょうね。

 

もしその保育士さんが子どもの行動に対する対応に追われてばかりでは

大事なことに気づきはされなかったでしょう。

 

よい指導者、理解者は実によく選手や対象者のことを見ています。

フォームでいうとミリ単位の違いがわかるそうです。

 

選手や対象者からすれば、よく見てもらっていることがわかれば、

その指導者や理解者への信頼度が増します。

 

今日も参加してきた自然農の座学の中でよく出てくる言葉が

あります。

 

「添う・従う・応じる・任せる」

作物に寄り添い、その今の姿に従い(今の姿を受け入れ)、

必要なら手を貸し、後は任せるというように理解してます。

 

この時に必要な姿勢が「よく見ること」だと思います。

 

その時の作物の姿ばかりでなく、周りの環境、気候の変化などにも

目を配りながらおこなっていきたいということだと思います。

 

このことは、子育てにもそのまま当てはまることじゃないでしょうか。

 

(子育てばかりでなく、人間関係すべてに当てはまるでしょう)

 

わが子に寄り添う、私はあなたの味方ですよ、

今のあなたはそういう状態なんだね、そうなんだ、○○な気持ちなのかな?

じゃあひとこと伝えようかな、じゃあそっとしとこう、じゃあ手を貸そう、

後は自分でやってゆけるはずだから見守るわ。

 

ついつい目の前のことや周りの状況にとらわれがちになりそうですが、

そんな時こそ、気持ちに一呼吸入れてよく見ていきたいですね。

 

その先にはきっと私自身の視野の広がり、心の豊かさが待っていると

思うのです。