先日の中日新聞に川島町の内藤記念くすり博物館で
カカオの実がなってると載ってました。
11日に見に行ってきました。
木の幹に20〜30㎝ほどの実がついていました。
カカオは幹に直接花を咲かせる幹生花(かんせいか)で、
その実も幹生果(かんせいか)だそうです。
身近な樹木では幹生花は見かけないと思ったら
熱帯雨林地方に多いようです。
樹木ではその子孫を残すために鳥に花粉を運んでもらう
のですが、熱帯雨林では木の枝に花をつけても鳥が
飛びづらいので、小さな虫やアリに運んでもらい
やすいように幹に花を咲かせるようです。
その花は1〜2㎝ほどの小さなものですが実になると
ここまで大きくなるのですね。
この1つの実の中には30〜40の種があり、種を発酵させて
から乾燥させ、チョコレートの原料になるようです。
1つの実からチョコレート1枚できるそうです。
カカオの実を見た後に内藤記念くすり博物館を見てきました。
展示室の入り口には白沢(はくたく)の置き物がありました。
白沢は6本の角、9個の目を持って、人の言葉を理解し、
病魔を防ぐと信じられたと説明がありました。
薬博物館というだけあって薬に関するあれもこれも展示して
ありました。
その中に貝原益軒の「養生訓」の解説があって、これは
現代の私たちも心に留めておきたいと思いました。
次回取り上げます。