昨日、中1のM会員さんのお母さんからラインがありました。

 

「もともと社会が苦手だったのですが、さらに勉強方法が

分からず苦労しています。

 

特に地理です。

世界の気候や土地の特色や農産物などが覚えられません。

 

教科書を読み込んでいるようですが、問題で違う単語(農産物など)が

出てきたり、表現の仕方が変わるとわからないと言います。

ひたすら暗記しようとしているようですが、うまくいかないようです。

 

今はポピーと学校からの問題集を中心に勉強しています。」

 

お返事の内容を考えてるうちに、Mさんだけでなく中学会員さんにも

伝えておきたいなと思って、お返事をブログにアップすることに

しました。

 

そうとう長くなってしまいましたが、読むだけでも読んで

くださいね。

 

求められたのは社会の勉強のしかたですが、その前に知っておいて

ほしいことがいくつかあります。

 

ちょっと話題はそれますが、

HIMARI(ひまり)という女性ヴァイオリニストを知ってますか?

 

知らなかったら、ぜひYouTubeで見てください。

 

すでに世界的な活躍をしています。

天才少女って言われてます。

お父さんは作曲家、お母さんもおばあちゃんもヴァイオリニストと

聞けば、遺伝的にも環境的にもそうだろうなあと思いますね。

 

でも、あるインタビューでHIMARIさんは

「できないところは百回でも一千回でも練習します」と

答えてます。

 

天才と言われる人でもできないところはあるし、でもその時

「手間と時間」をかけています。

 

一口で百回といっても、さまざまな工夫をしながらの百回でしょう。

それが手間をかけるということです。

 

途中であきらめてしまわないでできるまで続けられるのですね。

それもひとつの才能です。

 

私たちは機械ではないので、だれかに一度インプットして

もらったら記憶装置の中にしまいこめちゃうということは

できません。

 

「身につける」には、それなりの「手間と時間」がかかります。

このことをまず知っておきましょう。

 

「でもクラスのAさんはそんなに努力してないのに覚えちゃう

みたいよ」

 

そうなんだよね、あんまり苦労せず勉強できてしまう子って

うらやましいよね。

 

そういう子ってクラスに1人や2人いるもんね。

 

でも、ほとんどの君はその1人や2人に入ってないよね。

40人いるクラスなら、38人か39人はどうすりゃいい

のだろう?

 

実は、そこに勉強する価値が生まれてくるんだね。

 

苦手なことはキッパリあきらめて、得意なことを伸ばすか、

あきらめたくないのでなんとかもがいてみるか、

もがき方A、もがき方B、もがき方C、どれでもがくか。

 

そうしている中で、自分なりの勉強のしかたを見い出して

いくところに勉強する価値があると安江は思います。

 

自分は天才じゃないんだと自分のことを受け入れ、

じゃあ自分に合った方法にはどんなことがある?と

考えてみましょう。

 

そして1番大事なことで、いつも思い出してほしいこと、

それは「自分で勝手に自分にフタをするな!」です。

 

いつか紹介したことあったような。

 

これは、ノミのジャンプの例え話なんだけど、

ノミは自分の身長の150倍ほどのジャンプ力があるそうです。

2㎜ほどなのに30㎝ジャンプできるそうです。

 

そのノミをコップに入れて上にガラスのフタをして

おいておきます。

しばらくするとノミは上のガラスよりも下までしか

飛び上がらなくなり、フタをとってもコップから飛び出る

ことはなくなるそうです。

 

可能性があるのに、自分で勝手に自分の可能性に

制限をかけたり、そもそもその可能性を信じなかったり、

私たちにはそのような傾向があるようです。

 

私はおよそ30年間いろんな子どもたちをみてきました。

そこで得た結論の一つは「学力は誰でも伸びる」です。

 

学力を伸ばそうとする時一番じゃまになるのが「苦手意識」。

みんな(私もかつてはそうだったけど)、たいした努力もせずに

ちょっと勉強した気になって、「やっぱ○○は苦手だなあ」

なんて言いますよね。

 

HIMARIさんほどの努力はしてません。

 

努力と気持ちで能力は上がります。

 

ずっと前に聞いた3人の子どもが全員東大に合格できた

お母さんが常にわが子に言ってた言葉

「才能の出し惜しみをするな!」

 

ここまでしんぼう強く読んでくれた君、

みこみあるよ!

 

私たちは機械じゃないので、何か身につけようと思ったら

手間と時間はかかる。

私たちはたぶん天才じゃないので、自分ができることを

探していく。

私たちには自分でも気づいてない能力があるので、それを

見つけたり伸ばしたりできたときのことを楽しみに努力する。

 

さて、社会の勉強のしかたです。

 

勉強は、やはりくり返しが必要で、(天才じゃないので、)

3回くり返しがいいとよく言われます。

 

例えば、数学や理科の勉強の場合、数学のワークや

理科の学習を1回目と2回目はノートにやって

3回目に書き込むという方法があって、3回やれば

1回目、2回目にできなかった問題もできるように

なってます。

 

もちろん、1回目、2回目にできなかった問題は解説や

答えを見て理解する必要はあります。

 

解説や答えを見てもわからないときは、友だちや身近で

聞ける人に助けてもらいましょう。

 

聞く人がいなかったら安江に聞いてください。

 

社会の場合、私がおすすめしているのが、

教科書→ポピーの「教科書のまとめ」→ポピーの問題

または学校のワークの3回を同じ日にやる方法です。

 

社会の教科書はほとんど2ページで1つのまとまりに

なっています。

 

まず、教科書2ページ分をじっくり読みます。

表や図があれば何を表したものかを確認します。

絵や写真はそのままテストにも出るのでよく見ます。

 

太字の言葉はもちろんその意味も含め覚えます。

(覚える努力をします)

 

次に同じ単元のポピーの「教科書のまとめ」を見ます。

順に見ていくと、同じ言葉が太字や赤字になっていたり、

同じ図や表、絵や写真があったりします。

 

教科書の時にはしっかり覚えられなかった言葉も頭に

入ってきます。

 

教科書と「教科書のまとめ」を見てテストに出そうなことが

わかったらポピーの問題か学校のワークをやってみます。

 

答え合わせをして、まちがえた問題は教科書をもう一度見て

確かめます。

 

そしてもう一度言いますが、これを同じ日にやります。

 

時間はかかりますが、定期テスト前の限られた時間では

できません。

ふだんの勉強のしかたです。

 

定期テスト前には忘れてることもありますが、復習すれば

思い出し、テストに間に合うでしょう。

 

社会や理科の一部は「覚える教科」と言われることが

ありますが、むやみに覚えようとしても覚えられません。

まして「覚えなくちゃ」と自分にプレッシャーをかけたら

もっと覚えられません。

 

例えば、質問中にあった世界の気候ですが、テストでは

雨温図がよく出されますね。

 

その雨温図は教科書に載っていて、本文中にその気候の

特徴が書いてあります。

一年中高温とか年間の温度差が大きいとか降水量が年間を

通して多いとか少ないとか書いてあるのでそれと雨温図を

見比べながらどの気候帯の雨温図か理解します。

 

また、どうしても一年中高温なのか、年間の温度差が

大きいのか説明があれば理解しておきます。

 

説明がなくて気になる場合は、ネットで検索です。

こういう時こそネットを利用したいです。

「乾燥帯気候 なぜ雨が少ない」とか検索すれば

たくさんの解説が出てきます。

 

気候に限らず、農業、工業、漁業など、その地域の特徴には

すべてなぜそこで発達したのかが教科書に書かれています。

よくわからなかったらネットも利用して、単に覚えようとせず、

どうしてなのかの理由も理解しようとすると、けっこう

覚えられると思いますよ。

 

これも時間がかかりますが、調べるほど新たにわからないことが

出てきて、それらが少しずつわかってくるとおもしろくも

なるでしょう。

 

どんなことでも、「しなくちゃいけない」と受け止めると

シンドイ!

私、70年以上生きてきましたが、「やっておけばよかった」と

いうことはいっぱいありますけど、

「しなくちゃいけない」と思ったことでそれができなくて

人生失敗しちゃったなあと思ったことはないんじゃないかな。

 

「しなくちゃいけない」と思うことでも、

「じゃあ、やってやろうじゃないの」と気持ちを

切り替えることも練習すればできるようになります。

 

やってみてください。