今年度は、3月3日に入試が行われました。
明後日17日が合格発表です。
コロナの影響で、入試が早くなっています。
さて、今年の問題はどうだったでしょう?
昨年に続いて5教科すべて見てみました。
全体的な印象としては、例年と比べて大きな変化は感じません
でした。
一昨年度から学習指導要領が改訂になり、思考力・判断力・
表現力重視になりましたが、中学校の定期テストではそのような
問題が増えているようですが、まだ入試には影響が少ないようです。
科目別に見てゆきます。
〔国語〕
大問としては、漢字、物語文、説明文、古文、作文の5問は
いつもと同じです。
漢字の書き問題は、5問すべてが小学校で習った文字です。
例年も4問ほどは小学漢字ですので、小学校で習う1026文字を
音訓両方書けるようにしておくことが求められます。
物語文では、文中から抜き出して答える問題が主で、指定字数が
ヒントになっています。
まとめて書く問題では、指定された2つの言葉を問いの答えに
なるようにつなげて書けば答えられます。
文法問題としては、文中から動詞をそのまま抜き出してその
活用形を問う問題で、過去でも一番多い種類の問題です。
説明文でも、文中から抜き出して答える問題で、やはり指定
字数がヒントになります。
後は選択問題が2問で、選択肢をしっかり読めば答えられます。
文法問題としては、「の」と同じ意味・用法のを4つから選ぶ
問題で、普通に文が読めれば答えられます。
古文は和歌を含んだ文ですが、現代語訳と対比しながら読めば
答えられます。
現代仮名遣い問題もよくある問題です。
作文は、インターネットが普及している社会で自分はどんなことを
大切にしたいか答える問題です。
この話題は今までいろんな機会に取り上げられていると思うので、
答えやすかったのではないでしょうか。
以前あった「50字ほどでまとめて書く」ような問題もなくて、
じっくり落ち着いて読めれば対応できたのではないでしょうか。
〔数学〕
大問6問は昨年と一緒です。
大問1は、計算問題と確率、関数に関する選択問題、作図で、
基本的な問題です。
特に作図は垂直二等分線をそのまま描くもので、かつてない基本中の
基本問題でした。
大問2は体積の問題で、周りの長さが20㎝の長方形で、縦の長さを
x㎝としたときの横の長さが表せれば問題ありません。
ただ、2次方程式で因数分解がうまくできないかも。
答えが整数でないので戸惑うかも。
大問3は、箱ひげ図の問題でした。
一昨年に教科書が変わって中2で新たに習い始めた内容です。
昨年も大問3で資料の整理(平均値、中央値)が出題されました。
問題は基本的なものですが、練習不足の単元かもしれません。
ただ、昨年の全国の公立高校の入試ではかなりの県で出題されていま
したし、箱ひげ図や資料の整理の単元はこれからも出題される可能性が
高くなっているようです。
大問4は、関数の速さの問題でした。
グラフもかいてあり、内容的にも特に発展的なものではありません
でした。
この問題も計算で少し手間がかかったかもしれません。
大問5は図形問題、今年は三角形の相似の証明でした。
円に内接した三角形なので、円周角の定理を使うこと、平行な
2辺があるので錯覚が等しいことを利用することを意識すれば、
証明はスムーズにできると思います。
小問2の長さを求める問題も三角形の2等分線と比を使えば
容易に答えられます。
最後の面積の問題も相似比から面積比が求められるのでそれほど
考えることもなく答えられます。
例年、図形の最終問題はそれまでの問題の答えをヒントに
しながら求めていくことが必要ですが、今年の問題はちょっと
拍子抜けするくらい対応しやすかったと思います。
大問6問は、例年のように、どこかで見たことがあるような問題
ではありません。
問題文をしっかり読みながら小問(1)から答えてゆきます。
毎年そうですが、小問の答えが次の問題のヒントになって
いますので、それを意識すればある程度まで答えられます。
数学全体的な印象は、例年より対応しやすいと思いました。
一昨年がだいぶ難しかったので、昨年は難易度を落としたと
思いましたが、また一つ難易度は落ちたでしょう。
明日は、英語と理科です。