前回までで、この本の第1章でした。

ここからは第2章になり、人の消化管とそこに共生する

細菌のことになります。

 

まず、消化管の内腔は、「体外」とみなされると書かれています。

どういうことでしょう?

 

消化管とは、食物の取り入れ口から排出口までです。

口 → 食道 → 胃 → 小腸 → 大腸 → 肛門

胃のように袋状になった部分もありますが、1本の管です。

だから、消化管の内側の壁は外の延長になります。

 

ちなみに、これらの消化管に、唾液腺、すい臓、肝臓、胆嚢が

つながっていて消化酵素を出して食物を吸収されやすいように

してくれます。

このことは、中学2年生で習っています。

 

私たちが生きていくには、「インプット」(他者をエサとして

取り込むこと)、「プロセス」(消化・吸収により、他者を

自分のエネルギーや構造に利用する)、そして「アウトプット」

(古くなった自己や老廃物を外へ排出する)、この3つの

絶え間ない循環が必要です。

 

著者は、現代人の身体と心は、インプット過剰による

循環停滞によって病んでいる、と指摘しています。

 

食べ過ぎ、情報の取り入れ過ぎ・・・耳の痛い人が多いのでは?

 

この大切な絶え間のない循環で、消化管はどんな役割を

しているのでしょう?

 

① まず、外側の他者を分解して自分の内に取り込む

消化・分解・吸収です。

 

② そして、消化管が備えた免疫システムで、外側の他者から

自己の内なる世界を守っています。

 

③ それに加え、常在細菌(これは他者ではあるけど)が免疫と連携し、

自己の内なる世界を守っています。

 

ですから、私たちの体は自分が持つ免疫システムと常在細菌に

よって二重に外からの侵入者に対する防御をしています。

 

ところが、腸内環境が悪化して腸内細菌のバランスが崩れると、

その防御システムは機能しなくなり、未消化の食べ物が体内に

入ろうとします。

すると当然免疫システムが働きそれらの侵入を防ごうと

攻撃します。

 

これが食物アレルギーなのです。

 

「ですから、しっかりと咀嚼して食べ物をすり潰し、胃腸機能を

高めて十分に消化し、炎症をおこさず、良好な発酵を起こす

腸内細菌を保つことは、アレルギーを予防し、健康を保つために

とても大切なのです。」と著者は忠告 しています。

 

「どんな食生活が良いのだろう? 」編です。3回目

 

今回は発酵食品としてのお酒です。

世界の各地域で作られている、日本酒、ワイン、シードル、

ビール、バナナ酒、ヤシ酒などの醸造酒は、もとの食品より

栄養価が豊かになるそうですね。

 

でも、もちろん摂り過ぎは害になります。

適量の目安が書いてあります。

1日当たり

ビール中瓶1本(500㎖)、日本酒1合(180㎖)、ワイン4分の1本(180㎖)

 

工業生産された缶入りのチューハイなどは、精製されたエタノールに、

果汁や少々の香料・甘味料・炭酸などを加えて、安価ではあるけど、

依存症やうつ病などの精神疾患を引き起こすそうです。

 

注意点として以下の記述があります。

・ 蒸留酒より醸造酒がベター

・ ビオやナチュールを選ぶ

・ 糖質の摂りすぎに注意

・ 精製度と度数の高い種類はドラッグ

・ 神の恵みと考え、神事としてありがたくいただく