てんとう虫を飼って観察してるとき、親がわが子を食べたことに
ショックを受けた小2Fちゃんママに、前回のブログを書くとき
その後何かありましたか、とラインしました。
すると、こん返事がありました。
「その後の発見としましては、親はとっても綺麗な赤いてんとう虫
でしたが、子供達は、黒地に赤の二つ星1匹と、黒地に黄色に近い
オレンジの二つ星の子が2匹でした(テントウムシ)
これでナミテントウである事は確定したのですが、もっと色んな
模様が出てくるのかと思っていたら、同じような模様ばかり(!)
父親が黒地に二つ星だったんだろうなぁと思いました。
それで、結局初めに捕まえた赤いてんとう虫(名前はレディレッドと
名付けました)は、模様的には珍しいんだなと思い、
最期まで飼って、標本にしたいとFに言われた次第です。
でもナミテントウは集団で越冬するらしいので、飼育してると
どうなるのかなぁと心配です。
今日3匹の子供達は、逃がしてきてしまいました。
あと、最近レディレッドはなぜか葉っぱではなくケースに卵を産む
ようになってきて、これでは卵を別容器に移すことができず、
一齢幼虫にまでは孵るのですが、食べられて終わってしまいます…
最近のてんとう虫情報はそんなところです(テントウムシ)」
すばらしい観察力ですね。
それに、今回のラインでは飼っていたてんとう虫がナミテントウ
だとわかったとありますが、飼い始めたときには調べても
わからなくて、名和昆虫博物館に聞きに行ったそうです。
行動力もすばらしい。
わが子と飼い方を話したり、てんとう虫に名前をつけたり、
これって教科書にも載ってないし、学校でも教わらないこと
でしょうが、まさに生きた学習だと思います。
さて、ラインに出てきた羽根の模様ですが、本に説明が
ありました。
ナミテントウの模様には4種類ぐらいありますが、
黒地に2つの赤い丸模様をA型とし、赤地のをB型とすると、
何代にも渡り黒地に2つの赤い丸模様をつけたA型のてんとう虫と
何代にも渡り赤地のB型のてんとう虫の子は、すべてA型の模様に
なります。そして、その孫になると、A型とB型が3:1の割合に
なります。
これ、有名なメンデルの遺伝の法則です。
Fちゃんちが飼っていたてんとう虫は、孫にあたるB型と
考えられます。
そして、そこから生まれた子が観察によるとすべてA型ということは、
ママの言うように父親はA型だったと推測できます。
逃した子どもたちからは、赤地のてんとう虫が生まれる確率が
4分の1あるようです。
おもしろいことに、この黒地か赤地かは緯度によってその割合が
異なっていて、北の方が圧倒的に赤地のが多いということです。
だから、北海道では赤地のナミテントウが普通のようです。
本には、やはりママが書いてたようにナミテントウは集団で
越冬するとありました。
秋の終わり頃に、バラバラに暮らしていたナミテントウは、ある
場所に(毎年決まっていない)移動し、そこで集団で越冬します。
ただ、何に誘われ、何を手がかりに、一度も見たことのない所に
導かれるのかは謎だそうです。
生き物には我々には想像できない能力があるのですね。
てんとう虫に限らず、カメムシやヤモリなど、ガラス面を
歩きますね。
ツルツル滑ったりしないだろうかと思うのですが、
てんとう虫の場合は足に細かい粘液の出る毛がいっぱいあって
滑らないそうです。
ツルツルといえば、てんとう虫は羽根がツルツルみたいに見えますが、
顕微鏡で見ると、やはり細かい短い毛で覆われています。
それで雨をはじいたりしているそうです。
Fちゃんとママのおかげで、ちょっとてんとう虫の世界が覗けました。