21日は中秋の名月、お月見でした。

曇りで名月は見られませんでしたが、

秋は月を見るのによい季節ですね。

 

吉田兼好の「徒然草」に、こんな段があります。

 

「秋の月は、限りなくめでたきものなり。

いつとても月はかくこそあれとて、

思い分かざらん人は、

無下(むげ)に心うかるべきことなり。」

 

秋の月はサイコーにすばらしい!

いつの季節の月もこんなふうだよねと

その違いが分からない人は、

まったく情けないことだよ。

 

天高く馬肥ゆる秋といいますが、秋は空が澄んでいて、

月もいっそう輝いて見えます。

 

夜になっても暑さの残る夏や、外でしばらくいるのは

辛い冬よりもじっくり月の明るさを感じられます。

 

そこに虫の声です。

 

忙しくせわしない日中を忘れてしみじみとした気持ちに

なれます。

 

兼好法師は、こうも書いています。

 

「よろずのことは、月見るにこそ、慰むものなれ。」

 

雪月花という言葉があるように、昔も今も日本人はお月さまが

とても好きなんですね。

 

太陽と月は、陽と陰、活動的と物静か、華やかと地味のように

対比されますが、太陽に対してどうのこうのというより、

月自体に人の心を穏やかにするパワーがあるんでしょうね。

 

地球上では、あれやこれやと落ち着かないことの連続、

でもお月さまは変わらず柔らかな光を届け続けていてくれます。

 

今晩、お月さまが見られたら・・・