先日立ち寄った本屋さんで、興味深いタイトルの本に
目がとまりました。
ちくま新書発行、バトラー後藤裕子(ゆうこ)さん著です。
ペンシルバニア大学教育学大学院言語教育学部の
教授です。
引用文献も13ページにのぼります。
目次と「はじめに」を見て、これは勉強しなきゃ、と
思いました。
全7章の見出しは、
第1章: デジタル世代の子どもたち
第2章: 動画・テレビは乳幼児にどう影響するのか?
第3章: デジタルと紙の違いは何?
第4章: SNSのやりすぎは教科書を読めなくする?
第5章: デジタルゲームは時間の無駄か?
第6章: AIは言語学習の助けになるか?
第7章: デジタル時代の言語能力
第2〜6章の?の答え、知りたいですね。
で、いつものようにこの本を読みながら、要約をしながら
自分の意見を交えつつ、お勉強していきたいと思います。
著者は「はじめに」で、この本の目的として、デジタル・
テクノロジーが言語能力の発達にどのような役割を果たして
いくのかを考えていくこととすると、断っています。
デジタル・テクノロジーの使用における依存性などの
精神発達上の問題は対象とされません。
今回は、第1章の途中までです。
まず、デジタル・テクノロジーの歴史が語られます。
1940年代に最初のコンピュータが登場してから、
パソコン、ノートパソコン、大型の携帯電話などの登場、
インターネットの普及、携帯電話のスリム化、データ通信、
スマホの登場、そしてAIまで、すごいスピードで
発達してきました。
現在の幼児から高校生くらいは、デジタル・テクノロジーが
あってあたりまえの環境の中で育っています。
この本では、この世代を「デジタル世代」と呼びます。
アメリカでは、インスタグラムやスナップチャット、
日本では、インスタグラムやライン、ツイッターが
デジタル世代には人気とのことです。
日本の2020年の調査では、10代の利用時間はそれぞれ
以下のようです。
平日で、SNSを見る: 64分、動画・共有サービスを見る: 74分、
オンラインゲームをする: 34分、メールを見る: 16分
家庭によって差はあるようですが、相当の時間使っていると
いえます。(実感ですね。)
ここで、
メディア・リテラシー(メディア情報の信憑性を見極め、
内容を理解する能力)が十分備わっていないという
問題点の指摘があります。
これ、ポイントになりますね。
大人でも、入ってくる・見た情報を鵜呑みになりがちです。
その情報を自分の中でどう扱うかが大事になります。
その時、それに関する知識がどれほどあって、それに
ともなった自分のものの見方、とらえかたができるのか
どうか?
発展途上の小中学生ではまだムリですね。
(以降、次回)