コロナ禍 「免疫力」を知ろう! ②

 

「免疫力を強くする」(ブルーバックス)によると、

私たちには、「自然免疫機構」と「獲得免疫機構」が

備わっているということです。

 

「自然免疫機構」には2段階あって、

まず、皮膚の角質、気道や腸管の内側の粘液、

口の中のだ液、涙などが病原体のバリアーになります。

 

そのバリアーを乗り越えてきた病原体は、

白血球が放出する物質に食べられたり、

働きを弱められたり、殺されたりします。

 

角質さん、粘液さん、だ液さん、涙くん、

そして白血球さんたちに感謝!

 

ところが「自然免疫機構」が破られることも

あります。

 

その時に活躍するのが「獲得免疫機構」で

白血球の一種であるリンパ球などが

抗体という物質を作って病原体を排除します。

 

そして同じ季節に同じ病原体がやってきたときには

それを記憶しているので初めから病原体を

やっつけてくれます。

 

私たちが一般に使う「免疫ができた」というのは

「獲得免疫機構」のことですね。

 

このように、私たちの体にはもともとしっかりした

免疫機構が備わっているんですね。

 

そしてこの本には私たちが体中に持っている微生物に

ついても書かれています。